BOSSのデジタルディレイDD-3 Digital Delay(以下DD-3)がDD-3T Digital Delay(以下DD-3T)にアップデートします。
1983年に登場した世界初のデジタルディレイペダルDD-2をベースに設計されたDD-3は、1986年のデビュー以来、その象徴的なサウンドとシンプルな操作性により、今もなお世界中のギタリストから高い支持を得ているようです。そして、DD-3TはDD-3が持つ不朽のディレイサウンドと直感的な操作性はそのままに機能性を強化したモデルのようです。
DD-3Tに新たに追加されたタップテンポ機能によって、演奏中でも足元の操作だけでディレイタイムの変更が可能になり、常に楽曲やプレイスタイルに合ったリズミカルなディレイを得ることができるようです。そして、本体のペダルを2秒間押し続けるとタップテンポがONになり、ペダルを踏んだ間隔に応じたテンポを入力できるようになるようです。また、外部フットスイッチを使用したテンポ入力も可能のようです。タップテンポでは、最大800msのディレイタイムまでをコントロールでき、モードノブで音符の長さ(4分音符、付点8分音符、2拍3連符)を設定することもできるようです。
DD-3TはDD-3同様にダイレクトアウト端子を装備しており、ケーブルの接続をスムーズに行えるようにダイレクトアウト端子の位置をアウトプット端子の隣に変更したようです。ケーブルをダイレクトアウト端子に差し込むとアウトプットからはエフェクト音のみが出力され、エフェクト音とダイレクト音の信号を異なるアンプに出力して広がりと奥行きのあるサウンドを実現できるようです。そして、パラレルエフェクトループを搭載しているアンプやスイッチャーで使用する際は、ダミープラグをダイレクトアウト端子に接続することで、ダイレクトサウンドをミュートしエフェクト音のみをブレンドできるようです。
オリジナルのDD-3(およびDD-2)には、最大800msのフレーズをループ再生し、それにあわせて演奏することができるHOLD機能が搭載されています。そして、BOSSはその独創的なコンセプトを発展させ、その後LOOP STATIONとして製品化しました。LOOP STATIONはデビュー以来、瞬く間に世界中へ広まり、ループパフォーマンスは新たな演奏スタイルとして世界中に浸透したようです。DD-3Tは、DD-3と同様のHOLD機能を搭載していますが、今日では一般的となったルーパーとしての使用法を反映し、名称を「SHORT LOOP」に変更したようです。
DD-3がアップデートしますね。まさかDD-3がアップデートされるとは思いませんでした。DD-3が好きな人やデジタルディレイを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
DD-3Tについてはこちらを参照してください。
