リットーミュージックから古き良き時代にギターを始めた大人世代に向けた新しいギター誌『ギター・マガジン・レイドバック』が刊行されます。発売予定日は、2019年12月13日のようです。
1960年代にロックが隆盛を迎えるとさまざまなギタリストが出現しました。ギターはなんといっても花形楽器で、世界中でギターブームが巻き起こり、多くのギターヒーローが誕生しました。しかし、昨今はギターヒーローの不在を嘆く声も多く、昔と比べてギターの存在感が薄れてきたことは否めません。しかし、洋楽を聴いて育った世代(主に昭和30〜40年代生まれ)にとってはやはりギターは特別な存在であり、“一番カッコイイ楽器=ギター”という価値観が覆ることはないと思います。そこで、リットーミュージックは、そんな古き良き時代にギターを始めた大人世代に向けた新しいギター誌として『ギター・マガジン・レイドバック』を刊行し、誰もが憧れた懐かしのギターヒーロー、思い出深い名器、当時コピーに挫折した名演などにスポットを当て、ノスタルジックな目線でもう一度ギターの魅力を探るようです。また、この本の書名となる “レイドバック(Laid-Back)”は、エリック・クラプトンが1974年に発売した名盤『461オーシャン・ブールヴァード』のサウンドを形容する言葉として知られ、日本語にすると“くつろいだ、リラックスした”という意味があるようです。
ギター・マガジン・レイドバックには、5つの特徴があるようです。1つ目は、ギター・マガジンを卒業し、今読みたいギター誌がないなと思っている主に50代以上大人世代に最適な点ようです。2つ目は、新しい音楽はあまり出てこず、大人世代が若い頃に夢中になった洋楽ロックが中心な点のようです。3つ目は、大人ギタリストの実用的なニーズをフォローしている点のようです。4つ目は、文字や判型が大く、本文は縦書きな点のようです。5つ目は、ギターヒーローという言葉にこだわっている点のようです。
記念すべき1冊目であるギター・マガジン・レイドバックVol.1では、3つの特集を掲載するようです。1つ目の特集は、「あの頃、みんなギター・ヒーローになりたかった。」のようです。今や死語となりつつあるギターヒーローとは何だったのかということを日本を代表するギタリストCharさんと野村義男さんの対談のほか、ジミ・ヘンドリックス、三大ギタリスト、ランディ・ローズ、エディ・ヴァン・ヘイレンなど誰もが憧れたギターヒーローの魅力を多角的に掘り下げていくようです。2つ目の特集は、「軽くて便利に勝る物なし! コンパクト・マルチ・エフェクターの最新事情」のようです。たくさんの荷物を持ってスタジオに行くのは大変であり、1台で済むマルチが便利のようです。そして、最近のマルチエフェクターは驚くほど手軽で音質や使い勝手も向上してようです。また、話題の最新マルチを弾き比べるようです。3つ目の特集は、「ビンテージ・ギターが愛される理由」のようです。今や高値の花となったビンテージギターですが、一体その魅力はどこにあるのかということを実際に仕事で使うプロギタリスト、コレクター、楽器店員などへの取材を通し、理由を真面目に分析してみようということのようです。
リットーミュージックから大人世代に向けた『ギター・マガジン・レイドバック』が刊行されますね。僕はターゲートである世代ではないですが、発売が楽しみです。興味のある人は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
ギター・マガジン・レイドバックについてはこちらを参照してください。
