EarthQuaker DevicesのSunn O)))とのコラボモデルLife PedalがLife Pedal V2として復活します。
EQDの2020年はこのペダルから!限定即売り切れLife Pedalが2500台限定で登場!このバージョンはオクターブを外部エクスプレッションペダルから自由自在にコントロールする事が可能。演奏を気にせず足元で好きなだけオクターブを混ぜ込めます!https://t.co/yGKoWL2WCk
デモhttps://t.co/XSONd2jJQk pic.twitter.com/3IJl9EZirc— アースクエイカーデバイセス EQD (@EarthquakerJP) January 9, 2020
Life Pedal V2は、ペダルボード上にコンパクトに収まるサイズになっているようです。そして、2019年に発売後直ぐ売り切れになった限定モデルのLife Pedalと全く同じ回路ですが、Octaveの混ざり具合を外部エクスプレッションペダルで操作可能で、電子リレースイッチ仕様のトゥルーバイパスのFlexi-Switchが搭載されているようです。
Life Pedalは、アメリカのエクスペリメンタルメタルバンド、Sunn O)))とEarthQuaker Devicesとのコラボレーションから産まれた彼らの新しいアルバム”Life Metal”と平行して発売された物で、このアルバムを担当したレコーディングエンジニアのSteve Albiniの高水準のレコーディング技術を最大に活かすために、幅の広く変化するエナジーとハイパワーなサチュレーションを得ようとStephenとGregはアルバム用の作曲作業中にお互いのギタートーンを広範囲に渡り研究を尽くしたようです。そして、LifePedalは彼らの使用するビンテージアンプ、Sunn Model Tの歪みを究極のエクスタシーの域に達する事を可能にさせる様、このレコーディングで重点的に使われる為にデザインされたようです。
Life Pedal V2は、ブースター搭載のオクターブディストーションで、黒い箱の”White Face”ディストーションペダルを可能な限り忠実に再現し、オリジナルで使用されたtantalumキャパシターまでも採用したようです。そして、オリジナルの回路に加えた唯一の変更点はクリッピングの部分だけのようです。元になった回路は一つのペアのシリコンダイオードが使用され、タイトでコンプ感の有るクランチーな音色ですが、Life Pedal V2では2つのクリッピングの選択肢を追加して使用中の機材との相性を見ながらの音作りを可能にしているようです。最初のクリッピングモードはダイオード無しで、このペダルで1番大きなボリュームが得られるオープンな音色のようです。2番目は二つのシリコンダイオードとLED一つの非対称のクリッピング回路で若干のコンプ感が有りながらも真空管アンプで得られる様なスムースなクランチが得られるようです。3番目は2つのシリコンダイオードを使用したオリジナルに近いあの聞き覚えのある定番の歪みを得る事が可能なクリッピングモードのようです。
Life Pedal V2のオクターブのセクションは、アナログのディスクリート回路でロシア製のゲルマニウムダイオードのペアを採用し、回路上では信号が入力される一番最初の部分に搭載されているようです。このオクターブは独立してコントロールでき、ノブを回す事によってオクターブを好きなだけ入力された信号に加える事が可能のようです。そして、このオクターブの部分は外部のエクスプレッションペダルからコントロールが可能で、演奏中でも足元で好きなだけオクターブをコントロールできるようです。また、アナログオクターブの性質上こちらはモノフォニックなので、12フレットより上でのネックピックアップを使ったシングルノートの演奏で最良のトラッキングが得られるようです。さらに、このオクターブを信号に混ぜた状態でコードを弾くと金属音の様なカオティックな音色が得られ、ブリッジピックアップ使用時に12フレットより下で演奏するとわずかながらのオクターブ効果が得られるようです。オクターブを最大に設定するとLife Pedal V2がシンプルなディストーションペダルから人気のビンテージファズペダルSuper Fuzzの領域にまで達するようです。
Life Pedal V2のブーストセクションはシンプルなディスクリート回路でMOSFETを採用し、アンプ上の真空管プリアンプをハードにプッシュするためにデザインされているようです。そして、高インピーダンスでクリーンなブースターは原音に限りなく近い音色をそのままブーストするようです。これ自体では歪みませんが、真空管のアンプをプッシュするには十分過ぎるほどの出力を得る事が可能のようです。
回路上の信号の経路は、Octave > Distortion > Boost の順番になり、オクターブ搭載のディストーションの部分とブースターの部分は、フットスイッチを介し独立して使用可能のようです。そして、左の十字架がブースターのスイッチで、右の逆十字がオクターブディストーションのスイッチのようです。
Life PedalがLife Pedal V2として復活しますね。Life Pedalを探している人やSunn O)))のファンの人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Life Pedal V2についてはこちらを参照してください。