Lee KiernanのシグネチャーペダルEarthQuaker Devices Gary
EarthQuaker Devices(以下、EQD)から、イギリスのバンドIDLES(アイドルス)のギターリストLee Kiernanのシグネチャーペダル「Gary」が発売されます。
- 右側はエンベロープでコントロールされるファズ
- 左側は原音をそのまま持ち上げられる様な歪みを加えるオーバードライブ
- フレキシスイッチ機能を搭載
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概要
Garyは、彼の歪みの要であるGray Channel(グレイチャンネル)のコンパクトなバージョンを作ろうというシンプルな話から始まったようです。
そして、出来上がった最初の物は、音も良く素晴らしい出来だったのですが、もっと深く追い込んだ音の歪みも作れないかな?との事で、このオーバードライブに追加する他の歪みの模索を始め、オーバードライブにさらに深く歪むファズを組み合わせた独自のペダルとなったようです。
また、Garyには、電子リレー方式のトゥルーバイパスで、踏み方の違いによって通常のラッチ式のスイッチとしても、モーメンタリースイッチ(アンラッチ式)としても使用可能なフレキシスイッチ(Flexi-Switch)機能を搭載しているようです。
また、9VのACアダプターで2.1mmのセンターマイナスのアダプターで使用できるようです。
ファズ側(右側)
右側がペダルの心臓部となり、弾き手の手元に反応するダイナミックなファズから、ペダルからの出音に翻弄される様な破壊的なファズまで生み出すようです。
そして、エンベロープでコントロールされるファズの波形と高い出力を使った様々な使用方法でこの過激なファズを楽しむ事が可能なようです。
また、入力された信号は矩形波(スクエアウエーブ)に変換され、ピックアタックによってその波形の変化をコントロールできるようです。
オーバードライブ側(左側)
左側はオーバードライブであり、シンプルで原音をそのまま持ち上げられる様な歪みを加える事ができ、真空管アンプを最大限にプッシュする事も可能なようです。
そして、EQDがペダルブランドとして始まるきっかけとなったあの黄色の250の歪みからヒントを経たGray ChannelのGreen側の歪みが欲しいとのリクエストに応えたオーバードライブのようです。
また、Lee Kiernanは歪みの要としてGray ChannelのGreen側のクリッピングダイオードの設定の“N”クリッピングダイオード無しのモードを愛用しており、オペアンプのディストーション特有の高出力で音全体に張りの出る歪みとなりますが、その音色をそのまま再現して搭載したようです。
コントロール
コントロールは以下のようです。
GO | オーバードライブ側の歪み(オペアンプの歪み)の量の設定。 ノブを上げる毎にオペアンプのゲインが上がり、図太いオーバードライブサウンドを作る事が可能。 下げ目に設定してフルレンジのブースターとしても使用可能。 |
THAT’S IT | オーバードライブ側の出力の設定。 |
左側のフットスイッチ | オーバードライブのオン/オフ。 |
YES! | ファズの矩形波の間隔の動きをコントロールするエンベロープの感度の設定。 このエンベロープは入力された信号で制御されるので、手前に設置されている歪み系ペダル等の信号の増幅に関わるものやピックアップの出力の強さ、楽器そのものの出力の大きさに影響される。 ノブが一番低く設定されている時は、混ざり気の無いGary純粋の分厚くヘビーなスクエアウエーブファズとなり、長いサステインを生み出すが、一旦演奏を止めるとブツんとサステインが遮断される。 ノブを上げて行くとエンベロープがよりピッキングへ反応するようになり、強いアタックほど波形の間隔が狭くなる。 波形の間隔が狭くなるとサウンドに鼻詰まり感が生まれると同時に噛みつき感の有るファズに変化するが、波形間隔が短い故にサステインにゲートが掛かりバッサリと音を完全に途切する。 ノブを高い設定にした際は、手元のダイナミクスを利用して爆裂したファズを出したり入れたりと、壊れたアンプが完全に死ぬ寸前の様な音や強烈なフェイズシフトを経た様な音にまで変化させる事が可能。 ノブを12時以降に設定すると、波形の間隔がとても狭くなるので、聴覚上音が消えた様になるが故障ではない。 |
OOSH | ファズ側の出力の設定。 |
右側のフットスイッチ | ファズのオン/オフ。 |
Garyを探す
Garyは、以下のECサイトで探せます。
まとめ
- 右側はエンベロープでコントロールされるファズ
- 左側は原音をそのまま持ち上げられる様な歪みを加えるオーバードライブ
- フレキシスイッチ機能を搭載
EQD)から、Lee Kiernanシグネチャーペダルが出ますね。
ファンの人や歪みエフェクターを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。