国内の工房で製作するIbanez最高峰のエレクトリックギター j.customシリーズから限定モデルのRG8520LTDが発売されます。
RG8520LTDのボディ材には豊かな中低音域特性を持つアフリカンマホガニー、トップには4mm厚のマーブルドエボニーを採用しており、うねるようなマーブル模様の杢目が特徴となっているようです。そして、ギターを構えた時に上側となるプレイヤーの上半身の動きに合わせて接することが多い部分に、大胆に大きくコンター加工が施されているようです。また、ネックには、よりナチュラルな鳴りに回帰すべく、それぞれ5mm以上という厚材のメイプルと硬質なウェンジを5ピースに組み合わせ、強度にも十分配慮した上で、弾きやすさと薄さとを追求した極薄 Super Wizardネックシェイプを採用して、極限まで軽い握り心地を好むプレイヤーに最適な仕上がりとなっているようです。さらに、Velvetouchネックバック仕上げを採用し、まるで長年弾き込まれたギターのようにしっくりと手に馴染むようです。
ネックジョイントは、ネックヒールとボディとのつながりを連続した曲面で感じられるように極力滑らかに成型するオールアクセスネックジョイントを採用し、ハイフレットでの究極のプレイアビリティを追求したようです。また、フレットは、銅/錫/鉄/チタンから成る合金のジェスカーEVO Gold採用し、ゴージャスなルックスに加えて、ニッケルシルバーフレットに比べて明るいトーンと高い耐久性が特徴のようです。そして、フレットエッジには、職人が1本1本丹念に仕上げ、高い演奏性を実現する球面カスタムトリートメントが施されているため、ストレスとは無縁の滑らかな感覚が味わえるようです。そして、指板にはエボニーと同様に非常に硬質で優れたレスポンスが特徴のマカッサルエボニーを採用し、フレイムメイプルによる指板バインディングを施しているようです。ポジションインレイには、j.customデザインの象徴の一つでもある “Tree Of Life”を採用しており、これは旧約聖書に登場するエデンの園の中央に植えられた “生命の樹” にインスピレーションを受けたデザインのようです。
ピックアップは、シングルコイルと見紛うほどの豊かな高音域特性にして適度なパワーを持ち、モダンかつプログレッシブなメタル向きのトーンが特徴のディマジオのフュージョンエッジを2基搭載しているようです。そして、メタル・カバード仕様とすることで、オープン仕様よりもやや低出力となり、ピッキングのニュアンスを追求するギタリストにマッチするサウンドとなっているようです。また、コイルタップスイッチも搭載しているため、より多彩な音作りが可能のようです。
トレモロユニットは、ロープロファイル設計を極めたオリジナルトレモロのLo Pro Edgeユニットを搭載し、極力低く、かつファインチューナーを後方に配置し設計することで、演奏時に手が当たりチューニングが狂う可能性を抑えているようです。なお、ロッキングナットにはゴトー製のトップロック III(ナット幅43mm)を採用しているようです。そして、シールドケーブルのプラグを挿すジャック部分の木工は、一般的なサイドジャック仕様のギターとは異なり、ストラップピン方向からボディ内部に向け掘り込んで加工するティルトジャックキャビティが採用されているようです。これにより、ジャックが抜け落ちるといったアクシデントを防止しているようです。また、精緻さと確実性で世界中のギタービルダーが高い信頼を寄せるゴトー製のマシンヘッドSG381や、同じくゴトー製のストラップロックピンを装備しているようです。
Ibanezの j.customシリーズから限定モデルが出ますね。Ibanezのギターが好きな人や探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
RG8520LTDについてはこちらを参照してください。
