One Control Caiman Tail Loop登場！MIDI機能も備えたプログラマブルスイッチャー！

2018年5月22日2021年7月23日

One Controlから、ボード上でスペースをとらず、持ち運びのしやすい小型で軽量な筐体を使用し、MIDI機能も備えたプログラマブルスイッチャーCaiman Tail Loopが発売されます。

1. 概要
2. バンクとレーン
3. プログラムモードとダイレクトモード
4. ラッチ/アンラッチスイッチシグナルを送信
5. BJF Buffer
6. MIDI
7. まとめ

概要

Caiman Tail Loopは、5つの直列エフェクトループのON/OFF制御に加え、2つのラッチスイッチ、5つのMIDIプログラムチェンジナンバー(PC)と5つのMIDIコントロールチェンジナンバー(CC)をプログラムすることのできるスイッチャーのようです。また、ミュートスイッチ、チューナーアウト、ループに接続したエフェクターに電源を供給することが可能な6つのDCアウトも装備しているようです。

バンクとレーン

プログラムは150種類保存可能で、コンパクトなサイズで多数のプログラムを操作できるようにA～Fの6レーンそれぞれに5つのバンクがあり、各バンクには5つのプログラムを保存することができるようです。

バンクとレーンは、BANKフットスイッチ1つでシンプルに切り替えることができるようです。そして、BANKフットスイッチを押すとバンクナンバーが1つ上がり、選択しているバンクが5のときはバンク1に戻るようです。また、BANKフットスイッチを長押しするとレーンを変えることができるようです。この構造とすることで、150種類のプリセットをコンパクトな筐体で簡単に選択することができるようです。

プログラムモードとダイレクトモード

BANKスイッチを素早く2回押すことでプログラムモード、またはダイレクトモードに入ることができ、プログラムモードとダイレクトモードはPROGRAM/DIRECTスイッチで切り替えることが可能のようです。

プログラムモードでは、選択されているプログラムでのエフェクトループのON/OFFをフットスイッチで切り替えて保存し、ダイレクトモードでは、現在のプログラムに関係なく各エフェクトループをPGM1～PGM5のフットスイッチで個別にON/OFFして使うことができるようです。

ラッチ/アンラッチスイッチシグナルを送信

5つのエフェクトループとは別に設置されたFS1、FS2端子から個別に2つのラッチ/アンラッチスイッチシグナルを送信することができるようです。また、FS2端子にステレオケーブルを接続して2つのラッチスイッチを1本のケーブルで送信することもできるようです。

これによって、プログラムを選択することでアンプのチャンネル切り替えやエフェクトのリモートコントロールが可能のようです。さらに、スイッチがアンラッチに設定されている場合は選択したプリセットスイッチを押す度にシグナルを送信できるので、タップテンポスイッチとして使うこともできるようです。

BJF Buffer

インプット部に圧倒的にナチュラルなバッファーであるBJF BufferをかけるBJF BUF INとBJF BufferをかけないINPUTを装備しているようです。また、BUFFER INとBUF OUT端子を使えば、BJF Bufferだけを単体で使うこともできるようです。そして、ノンバッファーインプットを使うとトゥルーバイパススイッチャーとなるようです。

MIDI

各プリセットプログラムの中に5つのMIDIプログラムチェンジナンバー(PC)と5つのMIDIコントロールチェンジナンバー(CC)をプリセットすることができ、それぞれMIDIチャンネル1～5のシグナルとなるようです。これによって、スイッチャーのON/OFF制御と共に多機能な空間系ペダル等のプリセットを切り替えることで、スムースに幅広く音を切り替えることができるようです。

本体のエフェクトループに設置していないペダルの制御もできるため、例えばアンプのエフェクトループに設置した空間系ペダルをMIDIで制御し、アンプ前のエフェクトは各エフェクトループのON/OFFで制御するといった操作が行えるようです。

MIDI IN端子によって、外部機器からCaiman Tail Loopを制御することもでき、2台のCaiman Tail Loopを接続してリンクさせたり、他の機器との同時制御やCaiman Tail Loopをラックケースに入れてMIDIで制御することができるようです。そして、MIDIインプットからはMIDIチャンネル1のPCナンバーを受信でき、スルーアウトも可能のようです。