Marshallのイギリス製歪みペダルが創立60周年を記念して復活
80年代後半から90年代に渡って販売され人気を博したMarshallのイギリス製歪みエフェクター「The Guv’Nor」、「Bluesbreaker」、「Shredmaster」、「Drivemaster」4機種が、Marshall創立60周年記念のリイシューモデルとして復活し、数量限定で発売されます。
日本での発売予定日は、The Guv‘Norが2023年3月17日(金)、BluesbreakerとShredmasterとDrivemasterが2023年3月29日(水)のようです。
概要
今回発売されるのリイシューモデルは、特徴的な外観や内部回路は細部に至るまでオリジナルを忠実に再現しているようです。
ただし、ジャックとポットについては当時と全く同じものは生産終了のため、同等品が使われているようです。
The Guv‘Norについて
The Guv’Norは、初のMarshall製エフェクターとして登場したもので、1988年にMarshallのエンジニアであるSteve Grindrodが「マーシャル・スタックのサウンドをペダルに取り込む」という命題を受け、設計・発売されたようです。
当時は、多くのブルース、ロック、ヘヴィメタル系のプレーヤーに歓迎され、愛用者を増やしていたようですが、その後1990年リリースとなったGary Mooreのアルバム『StillGot the Blues』のアートワークで、Gary Mooreが弾くレスポールの足元にこのThe Guv’Norが写り込んでいたことで、さらにその人気に拍車がかかることとなったようです。
今回のリイシューモデルは、この不朽の名作で象徴的なドライブペダルを細部まで再現し、プレイヤーが求めるいかなるサウンドにも完全対応するようです。
Bluesbreakerについて
Bluesbreakerはその名の通り、よりヴィンテージなMarshallサウンドを再現するために開発された、もう一つの象徴的なエフェクターのようです。
そして、コンボアンプの「1962」からインスピレーションを得たこのエフェクターは、低めのゲインとより滑らかなトーンを与えるソフトクリッピングを使用する唯一のエフェクターだったようです。
また、当時も人気がありましたが、Steve CradockやJohn Mayerなどの使用によって、近年さらに人気が高騰しているようです。
Shredmasterについて
Shredmasterは、ヘヴィメタル市場に向けたハイゲインなモデルとして開発されたエフェクターのようですが、ローゲイン設定でも音楽的なサウンドを得ることができるようです。
そして、The Guv‘norやDrivemasterと比較すると、ハイゲイン時の高域が抑えられており、より滑らかなトップエンドを持ち、中域のキャラクターを調節するコントロールの搭載と相まって、多彩な音作りが可能となっているようです。
また、RadioheadのJonny Greenwoodがアルバム『The Bends』の全編で使用しており、Blurの「Song 2」のベースラインでもこのShredmasterが使用されており、オルタナティヴロック系のアーティストからの支持も高いエフェクターのようです。
Driveｍasterについて
Driveｍasterは、オリジナルのThe Guv’Norをベースに、回路の簡素化や低域のゲインを加えるなどのアップデートを施してパフォーマンスを高めた、リアルな真空管Marshallサウンドを再現するアンプライクなオーバードライブのようです。
ブルージーなオーバードライブからブライトで切れ味鋭いディストーションまで、幅広い汎用性を持っており、あらゆる環境でその威力を発揮するようです。
まとめ
- Marshallのイギリス製歪みペダルが創立60周年記念のリイシューモデルとして復活
- 特徴的な外観や内部回路は細部に至るまでオリジナルを忠実に再現
- ジャックとポットは当時と全く同じものは生産終了のため、同等品を使用
- ラインナップはThe Guv‘Nor、Bluesbreaker、Shredmaster、Drivemasterの4つ
80年代後半から90年代に渡って販売され人気を博したMarshallのイギリス製歪みエフェクターが復活しますね。
The Guv’Nor、Bluesbreaker、Shredmaster、Drivemasterを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
また、数量限定のようなので、欲しい人は早めに購入することをオススメします。
今回発売されるリイシューモデルについてはこちらを参照してください。