EarthQuaker Devicesから3つのクリッピング回路を選べるユニークなオーバードライブのPlumesが発売されます。
Plumesは、あの定番の”真空管をスクリーム”させるペダル(おそらくチューブスクリーマー)をEarthQuaker Devicesの解釈で再度見直したオーバードライブで、とても高いヘッドルームさえも得られる立体感の有る歪みが得られるようです。そして、オリジナルでは効きの狭かったトーンコントロールも低音から高音までしっかりファインチューンされ、あの独特の中音の味を保ちながらも締まりの有る出方で豊かなサステインを得る事が可能になるようです。
Plumesは、あの神聖なるICの領域4558と定番のBJTトランジスターバッファから敢えて距離を置いてJFETを採用し、インプットのインピーダンスを10メガオーム近くまで引き上げたようです。これにより、ノイズの低減を可能にし、入力されたオリジナルの信号を安定させる効果を得られ、さらなる高域の響きを得る事に成功したようです。また、入力された9Vの電源は内部で+/– 9Vに変換され、オペアンプへの電源供給がされるようです。これで通常より高いヘッドルームを得る事を可能にしているようです。この結果、サウンドによりクリアで3次元感が加わりつつ、使用している真空管アンプを力強くプッシュするようですするようです。
Plumesは、使用する機材の組み合わせによってこのペダルの使い方を変えられる様に、3種類のクリッピングモードの選択ができるようになっているようです。
Mode 1はSymmetrical(対称)ダイオードであり、1番歪みの得られるモードになるようです。そして、クリーンに設定されたアンプとの組み合わせでは、黒のトーレックスとゴールドパイピングの定番ブリティッシュアンプの様な歪みが得られるようです。また、すでに歪んでいるアンプとの兼用では、今まで聞いた事のない様なダーティーな歪みが得られるようです。
Mode 2はクリーンブーストのモードで、信号はクリッピングダイオードに入らずにオペアンプの歪みになるようでするようです。
Mode 3はAsymmetrical(非対称)のシリコンダイオードを使用した歪みで、オリジナルの歪みに一番近い物になるようですが、オリジナルの物より出力が大きく音のクリアさが格段に高い物になっており、トランスペアレント系の歪みペダルで聞かれる様なクリーントーンが若干歪んだ音に混ざっている様な感じの歪みのようです。このモードも暖かい低音のレスポンスが特徴で低い出力で使用することによって、アンプにも耳にも優しい音を作る事ができるようです。
EarthQuaker Devicesから3つのクリッピング回路を選べるユニークなオーバードライブが出ますね。オーバードライブを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Plumesについてはこちらを参照してください。
