Mojo Hand Fxから70年代の終わりにOpampを用いて制作されたハイゲインなビッグマフを基に造られた 1979が発売されます。
トランジスタではなくOpampを用いたビッグマフは、長い歴史を持つビッグマフの中でも異端であり、サイアミーズ・ドリームなどの名盤でも使用されたようです。そして、1979は、トーンバイパスをフットスイッチに変更し、トーンバイパス時専用のレベルコントロールを搭載したようです。トーンバイパスはTONEコントロールを無効化し、フルレンジなトーン、フルトレブル、フルベースの音の壁のような音を作るようです。そのため、単にトーンをバイパスすると音量が上がってしまいますが、個別にレベルを調整できるようにしたことで、ブーストとして使用するだけでなく、音色のバリエーションとして音量を替えずにトーンをバイパスすることができるようです。また、一般的に知られるビッグマフのトーンよりも生々しくアグレッシブなサウンドであり、繊細という文字はここにはないようです。さらに、ギターのVolumeを下げてもクリーンにはならず、ひたすらに強力なファズサウンドを作るようです。
Mojo Hand Fxからオペアンプ期のビッグマフを基にしたエフェクターが出ますね。ビッグマフが好きな人やマフ系のエフェクターを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
1979についてはこちらを参照してください。