休みの日にFender FSR Made in Japan Hybrid 60s Telecaster P-90 RW(以下Telecaster P-90)を試奏しました。試奏したギターの色はBlackで、試奏に使用したアンプはMarshallのDSL20Hです。
Telecaster P-90は普通のテレキャスとは異なり、フロントピックアップがP-90タイプのものになっています。そして、ピックアップセレクターが4wayになっており、フロントピックアップとリアピックアップを直列させた音も出せます。
リアピックアップ単体の音は、ジャキジャキした歯切れの良い音でした。クリーントーンでは高音がきつく感じましたが、歪ませた状態では歯切れの良い音とマッチして、バッキングでの好みの音が出せました。
フロントピックアップ単体の音は、普通のテレキャスよりも太くてパワフルな音がしました。そして、フロントピックアップとリアピックアップの音量差がなかったです。また、クリーントーンや歪ませたときのリードプレイでは、好みの太い音が出せました。しかし、歪ませたときのバッキングの音は、太すぎて好みではありませんでした。
フロントピックアップとリアピックアップの並列接続の音は、フロントピックアップの太い音とリアピックアップの高音が同時に出ていました。しかし、クリーントーンや歪ませたときのリードプレイでは高音が、歪ませたときのバッキングでは低音が出過ぎていて好みではありませんでした。
フロントピックアップとリアピックアップの直列接続の音は、フロントピックアップ単体の音をもう少し太くてパワフルにした音でした。フロントピックアップ単体と同様に、クリーントーンや歪ませたときのリードプレイでは好みの太い音が出せました。しかし、歪ませたときのバッキングの音もフロントピックアップ単体と同様に、太すぎて好みではありませんでした。
Telecaster P-90を試奏してテレキャスのフロントにP-90を乗せるのはありだと思いました。そして、ビンテージタイプのピックアップを採用しているテレキャスに起こりがちなフロントピックアップとリアピックアップの音量差がなかったのが好印象でした。僕が今回試奏したTelecaster P-90を使うのならば、クリーントーンではフロントピックアップ単体を、歪ませた状態でのバッキングではリアピックアップ単体を、ギターソロではフロントピックアップ単体もしくはフロントピックアップとリアピックアップの直列接続を使用したいと思いました。購入はしませんでしたが良いギターでした。