Taylor 500シリーズがアイアンバークに変更
Taylor 500シリーズのラインナップが、マホガニーからアイアンバークに変更されます。
そして、新しい500シリーズのラインナップは、「512ce Urban Ironbark」と「514ce Urban Ironbark」の2つのようです。
ただし、マホガニーのBuilder’s Edition 517と517eは、500シリーズに残留するようです。
- 500シリーズのラインナップがマホガニーからアイアンバークに変更
- 不要になった都市の木材を使用
- アイアンバークは大胆でリッチでありながら独特の甘いアコースティックフレーバーが特徴
- トレファイド(焙煎)スプルーストップを採用
アーバンウッド・イニシアチブ
Taylorは、自然保護活動の1つとして、不要になった都市の木材からギターを作る「アーバンウッド・イニシアチブ」に取り組んでいるようです。
また、2020年にデビューしたアーバンアッシュに続く最新のアーバンウッドとして、新しい512ceと514ceのサイド・バック材にアーバンアイアンバーク(レッドアイアンバーク/ユーカリシデロキソン)を採用したようです。
そして、寿命や災害、都市計画などのやむを得ない事情で都市から撤去されたアイアンバークの木が、ハイエンドアコースティックギターに生まれ変わり生き続けるようです。
アイアンバークについて
レッドアイアンバーク(正式名称:ユーカリシデロキソン)は、世界中に700種以上存在するユーカリの一種のようです。
そして、カリフォルニアにおけるユーカリの歴史は、1850年代にさかのぼり、レッドアイアンバークを含む何種類かのユーカリがオーストラリアから輸入され、木材やパルプの原料になる可能性があるとしてカリフォルニアに植えられたようです。
最も多くみられるのは、成長の早いブルーガムユーカリ(Eucalyptus globulus)のようですが、残念なことにブルーガムユーカリの木は建築材にはあまり適していないようです。
一方で、レッドアイアンバークは強く、硬く、緻密なため、家屋の梁や鉄道の枕木などに利用されてきたようです。
また、アイアンバークは、非常に密度が高く(エボニーのように水に沈む)、しかも非常に加工しやすい木材であり、大胆でリッチでありながら独特の甘いアコースティックフレーバーが特徴のようです。
さらに、新しい500シリーズは、トレファイド(焙煎)スプルーストップとの組み合わせによって、ローズウッドのような深みのあるクリアなサウンドとマホガニーのように鋭い音のエッジをなめらかにするトーンシェイプを兼ね備えたようです。
512ce Urban Ironbarkについて
512ce Urban Ironbarkは、コンパクトボディ、薄いボディ厚、ショートスケールを採用したグランドコンサートモデルのようです。
514ce Urban Ironbarkについて
514ce Urban Ironbarkは、バランスと汎用性に優れたオールラウンダーのグランドオーディトリアムモデルのようです。
まとめ
- 500シリーズのラインナップがマホガニーからアイアンバークに変更
- 不要になった都市の木材を使用
- アイアンバークは大胆でリッチでありながら独特の甘いアコースティックフレーバーが特徴
- トレファイド(焙煎)スプルーストップを採用
Taylor 500シリーズのラインナップが、マホガニーからアイアンバークに変更されますね。
Taylorのアコギを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
また、マホガニーの500シリーズを探している人は、在庫があるうちに購入することをおすすめします。