Red Panda Tensor登場!独創的な音色を作り出すことのできるエフェクター!
Red Pandaから、アメリカのデトロイトで設計・制作され、リバースエフェクトやテープストップ、ピッチシフト、タイムストレッチ、ホールド、グリッチ、スタッターなどのエフェクトを組み合わせて独創的な音色を作り出すことのできるエフェクターの「Tensor」が発売されます。
- すべてのジャックがペダルトップに配置
- レコーディングやシーケンスに最適なUSB MIDIにも対応
- MacやPCを用いてファームウェアアップデートが可能
- Tensorの特徴を探すならこちら
概要
Tensorは、スローダウン、スピードアップ、リワインドをリアルタイムでコントロールでき、タイムストレッチ、タイムコンプレスをピッチを変えることなく行え、最大4.8秒のループ、オーバーダブ、ランダムスライスフレーズを扱うことも可能なようです。
そして、インテリジェントランダマイゼーションをノブで操作でき、CDスキップ、スタッター、リズミックリピートからランダムスライス、エラーピッチシフトまで様々なサウンドを作ることが可能なようです。
2つのフットスイッチはどちらもモメンタリとラッチモードがあり、即座に元に戻したり、ピッチジャンプやグリッチなどの効果を作ることができ、Live PlayモードとHoldモードによる動作や、BLENDコントロールの設定にかかわらず常にドライをカットするキルドライモードを備えているようです。
また、すべてのジャックがペダルトップに配置され、ボードへの設置がやりやすく、すべてのコントロールノブの間隔を十分に開け、ライフステージでの微調整も簡単に行なえるようです。
さらに、レコーディングやシーケンスに最適なUSB MIDIにも対応しており、SUB MIDIによるSPEED、TIME、PITCHコントロール、USB MIDIやリモートスイッチによる31種類のプリセットの呼び出し、各ノブをエクスプレッションペダルでコントロールすることもでき、MacやPCを用いてファームウェアアップデートが可能で、特別なドライバやソフトウェアは必要ないようです。
コントロール
Tensorのコントロールは、SPEED、TIME、PITCH、BLEND、RAND、ONフットスイッチ、M/L(ON)、HOLDフットスイッチ、M/L(HOLD)、HOLDスイッチ、DIRスイッチのようです。
SPEED | -100%~+100%までの範囲で設定できるテープスピードコントロールで、プレイバックスピードをスムースに可変できる。 時計回りで順方向、反時計回りで逆回転となり、中央位置で停止する。 短いセグメントを逆回転させるとリバースギターソロ制作時に起こるテープフリップによるスタジオトリックを再現できる。 Tensorは自動的にプレイを分析し、リバースセグメントのサイズとタイミングを調整。 |
TIME | 1:4~4:1までのタイムストレッチ/コンプレッションを調整し、12時位置でノーマルプレイバックとなる。 そこから反時計回りに回すと再生されるループがピッチシフトされることなくストレッチされ、時計回りでは同様にピッチシフトされることなくタイムコンプレッションを起こす。 タイムコンプレッションはループ再生中にのみ機能し、Live Playやレコーディング時にはノーマルスピードでのプレイとなる。 2倍以上にストレッチ/コンプレッションを行うとグリッチが発生し、新たなテクスチャを作ることができる。 タイムストレッチ時には右側のLEDがマゼンタに、タイムコンプレッション時はシアンに光る。 |
PITCH | -2~+2octのピッチシフトを設定し、12時位置ではピッチシフトをしない。 Live Playモードではピッチシフトはリアルタイムに動作し、Holdモードではプレイバックスピードが解像度を維持する形で調整。 PITCHとTIMEコントロールを組み合わせることでループの長さとピッチを独立してコントロールできる。 PITCHノブは連続可変ではなく、15段階にクオンタイズされ、選ぶことのできるピッチは-2oct、-1oct、m7、P5、P4、m3、M2、P1(原音)、M2、m3、P4、P5、m7、+1oct、+2octとなる。 |
BLEND | ウェットとドライのバランスを調整。 ウェット100%からドライ100%までの範囲で調整できる。 |
RAND | ランダマイゼーションコントロールで、時計回りに回すことでランダマイゼーションをコントロール。 低く設定すると時々スタッターが混ざるようになり、中央付近ではショートセグメントがランダムにリピートされ、最大付近ではショートスライスがシャッフルされる。 ランダマイゼーションはSPEEDとPITCHノブの設定をベースに動作する。 |
ONフットスイッチ | エフェクトのON/OFFを切り替える。 SPEEDコントロールが12時位置(ストップ)の時、エフェクトをONにするとターンテーブルをスピードダウンさせるような効果を作る。 |
M/L(ON) | ONフットスイッチをモメンタリとラッチスイッチで切り替える。 |
HOLDフットスイッチ | バイパス時に押すとHoldモードとなり、再度押すとバイパスに戻る。 |
M/L(HOLD) | HOLDフットスイッチをモメンタリとラッチスイッチで切り替える。 |
HOLDスイッチ | Holdモードの動作を切り替える。 OVRではオーバーダブ、RECはレコーディング(リプレイス)、NXTはネクスト(デュアルバッファ)となる。 |
DIRスイッチ | Holdループの再生方向を切り替える。 FWDは順方向、ALTは順方向と逆方向を交互に繰り返すオルタネート、REVは逆方向となる。 |
プリセット
各ノブとトグルスイッチのセッティング、エクスプレッションペダルのアサイン、Loop DecayとPitch Glideパラメータをプリセットとして保存することができるようです。
プリセットはUSB-MIDIやCTRL端子を使用して呼び出すことができ、プリセットを呼び出しても音色は途切れないので、演奏中にプリセットを変えることもできるようです。
そして、プリセットが読み込まれると緑色のLEDが点滅するようです。
また、31種類のプリセットをリモートスイッチやMIDIコントローラーなどを使用して呼び出すことができるようです。
ドリフトモード
エフェクトがONになっている時にONフットスイッチを長押しするとドリフトモードとなり、TIMEの設定にかかわらず、現在のSPEEDで設定されたテープスピードで再生を続け、ONフットスイッチを離すと現在のTIME設定に戻るようです。
SPEEDの設定で、テープストップエフェクトを作ることもでき、再生が停止していてもリアルタイムでの録音を続けるようです。
また、ONフットスイッチがモメンタリモードに設定されている時、ドリフトモードは常にアクティブとなり、即時の巻き戻し効果やリバースギターソロに使うことができるようです。
BLENDを100%ウェットに設定し、SPEEDを-100%に設定した状態でONフットスイッチを押すと最大2.4秒までの直前の演奏が巻き戻されるようです。
さらに、Tensor内部での録音は続くので、早送りと巻き戻しを瞬時に切り替えられるようです。
そして、各セグメントの細かなコントロールを行うリバースギターソロを演奏するには、セグメントごとにONフットスイッチを押すようです。音が聞こえる少し前に演奏を開始する必要があるので、ステージでのプレイには少し練習が必要となりますが、NXTモードをホールドしたり、オートマチックリバースプレイバック機能を使うことでもリバースソロを演奏することができるようです。
HOLDモード
3つのHOLDモードがあり、最大4.8秒までのショートループのレコーディングや制御を行うようです。
また、モードは再生中にも変更することができるようです。
RECモード(Hold/Record) | 録音を開始するたびにループが新しく置き換えられる。 ループはリアルタイムに録音され、コントロールの設定に合わせて再生される。 |
OVRモード(Hold/Overdub) | 最初の録音でループの長さが決まる。 その後の録音は最初に決まったループの長さに合わせて行われる。 ループの再生中にHOLDフットスイッチでオーバーダブを開始できる(LEDが赤点灯するようです)。 |
NXTモード(Hold/Next) | デュアルバッファを用いて片方のバッファを録音、もう片方のバッファをプレイバックに使用し、LEDが赤く点滅するごとにバッファを入れ替える。 |
CTRL端子
CTRL端子は、エクスプレッションペダルやリモートスイッチを接続することができ、エクスプレッションペダルにはすべてのノブを自由な組み合わせでアサインすることが可能のようです。
そして、CVを使用する場合は、0-3.3VTip、Sleeveグラウンドとなるようです。
また、リモートスイッチは、1~4ボタンスイッチでプリセットの選択やペダルの機能にアクセスできるようです。
Tensorを探す
Tensorは、以下のECサイトで探せます。
まとめ
- 独創的な音色を作り出すことのできるエフェクター
- すべてのジャックがペダルトップに配置
- レコーディングやシーケンスに最適なUSB MIDIにも対応
- MacやPCを用いてファームウェアアップデートが可能
Red Pandaから、独創的な音色を作り出すことのできるエフェクターが出ますね。
興味のある人は検討してみてはいかがでしょうか。
Tensorについてはこちらを参照してください。