Catalinbread Dreamcoat/Skewer Limited Box登場！リッチー・ブラックモアが使用したプリアンプとブースターをベースにしたペダルのコンボボックス！

2021年6月27日

Catalinbreadから、リッチー・ブラックモアが多くのレコーディングで使用したアイワTP-1011オープンリールデッキ(以下TP-1011)のプリアンプをベースとしたDreamcoatとHornby-Skewes Treble BoosterをベースにしたSkewerが、コンボボックスのDreamcoat/Skewer Limited Boxとして発売されます。これは、初回のみの限定ボックスで、その後、各ペダルは個別に発売されるようです。

1. Dreamcoatについて
2. Skewerについて
3. まとめ

Dreamcoatについて

概要

Dreamcoatは、リッチー・ブラックモアのトーンの探求としてスタートしたものが、手に負えないファズとクラシックロックチャイムの間を自由に行き来する多次元のゲインマシンに進化したようです。そして、“ブラックモアの音を作る”ためのものではなく、通常のペダルだけではアクセスできない伝説のツールにふれることで新たなインスピレーションを得るためのもののようです。

心臓部は、ブラックモアが多くのレコーディングで使用したTP-1011のプリアンプ回路を再現したもののようです。そして、きらめくクリーンからパワフルなクランチ、ガラスのようなリードトーンまでがこのペダルに収められているようです。

周波数ブースター回路を追加

SATコントロールで唸りの追加レイヤーを作り、Dreamcoatはほぼドライから完全なメルティングアンプまでをカバーするようです。しかし、ブラックモアのサウンドは、ただのテープデッキだけではないようです。

ブラックモアのテックを努めたDawk Stillwellは、パッシブインダクタをベースにした周波数“ブースター”をブラックモアのストラトにインストールしたようです。そこで、Dreamcoatには何もカットしない周波数ブースター回路を追加したようです。そして、ブーストの後からテーププリアンプ間のクリーンブレンドが加えられているため、ピックアタックを維持したままクリーンと歪みをまとめてEQで調整できるようです。

昇圧

TP-1011はもともとマイクを接続するために設計されているようです。そして、マイクは最低-60dBuですが、ギターは20dBu以上あるので、ギターシグナルは自然にフロントエンドでオーバーロードし、独特の歪みを作るようです。

オリジナルTP-1011は18V駆動でしたが、Dreamcoatは20Vに昇圧して駆動させているようです。これは、オリジナルの“メルティングアンプ”トーンを生み出すために必要な電圧が20Vだったためのようです。また、プリアンプならではのヘッドルームが得られるようです。

電源

Dreamcoatは、スタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動し、消費電流は44mAのようです(電池使用不可)。また、内部で昇圧されているため、9V以外の電源は接続できないようです。

Skewerについて

ブラックモアの最も有名な機材の1つが、古いHornby-Skewes Treble Boosterのようです。これはリストにできないほど多くのアーティストが使用するクラシックなエフェクトのバリエーションのようです。そして、Hornby-Skewes Treble Boosterにはシリコントランジスタが使用されており、最も密度の高いミックスをも切り抜ける鋭いサウンドを実現していたようです。

Skewerはその回路を忠実に再現し、古いJHSユニットにNaga Viperと同じ扱いを与えたようです。これにより、豊かなフルレンジブーストから“ヘヴィなトレブル”まで、周波数レンジを自在にコントロールでき、ブーストレベルも調整可能のようです。さらに、トランジスタのゲインレベルを変えることもできるようです。

ブラックモアはオリジナルをそのまま使ったのではなく、さらに改造してギグでの演奏性を高めたようです。このモディファイは、内部トリムポットを使うことで調整できるようです。また、ノイズリダクションフィルタとアンチポップノイズスイッチを追加したようです。これは、Naga Viperと比較すると少し硬く、Dreamcoatとの組み合わせに最適のようです。