Amptweakerから稀代のアンプビルダーであり、ハイゲインアンプの第一人者のジェームス・ブラウンが設計したロックなディストーションペダルBig Rock Pro IIが発売されます。
Big Rock Pro IIは、ブルースロックなどにも最適なヴィンテージトーンとヘヴィなモダンロックに最適なトーンをカバーし、トラディショナルなUKアンプスタイルのトーンを作ることもできるようです。歪みの前と後ろ、それぞれ個別のブーストが可能な2つのブーストノブを装備し、ゲインと音量をコントロール可能で、完全なリードトーンを構築できるようです。そして、MID BOOSTスイッチをONにすれば、BOOST VOLノブに連動するミッドブーストも可能で、リード時の音を前に出すことができるようです。また、ハイエンドをカットし、少しウォームなトーンを作り出すSMOOTHスイッチも装備しているようです。さらに、側面にあるFAT BOOSTとFAT NORMALスイッチを備えたことで、ブーストOFF時とON時、それぞれのアタックの太さを個別に切り替えることができ、それぞれのFATスイッチをONにすれば、太いアタックと共に少しコンプレッションも強くなるよう調整されているようです。
Big Rock Pro IIには、強力な3バンドEQに加え、RES(Resonance)、PRES(Presence)ノブによって、超高域から超低域までを自在にコントロール可能で、PLEXIスイッチで伝説のUKプレキシアンプが持つトーン特性をミッドレンジに加えることができるようです。また、ノイズゲートも搭載しており、高速応答性を持ちながらタイトに音色を保つ、積極的なゲートの使い方によるモダントーンもカバーするようです。さらに、Big Rock Pro IIには3つのエフェクトループを搭載しており、それぞれ、エフェクトON時に動作するグローバルループ、Boost時にのみ動作するブーストエフェクトループ、Amptweaker独自のエフェクトOFF時にのみ動作するSide Trackエフェクトループのようです。
演奏する曲によっては、クリーンセッティング時にはコーラスをかけ、歪みにはフェイザーを加えてリード時にはディレイを追加するようなこともあります。そして、正確なリズムとプレイングが要求される中、こんなに多くのエフェクトを切り替えるのは大変です。しかし、Big Rock Pro IIならば、グローバルループにフェイザーを、ブーストループにディレイを、Side Trackループにコーラスを入れておくことで、Big Rock Pro II本体の2つのフットスイッチを操作するだけで、リズムトラックにフェイザーをかけ、リードトラックにディレイをかけ、クリーントーンにコーラスをかけるような切替が本体の2つのフットスイッチだけで可能になるようです。また、Side Trackループを活用すれば、クリーンと歪みでアンプを分けることもできるようです。
Big Rock Pro IIは9~18V駆動に対応し、大電圧で使用すれば高いヘッドルームを持つサウンドとなり、よりアンプの出力が高くなったような効果があるようです。また、特にハイゲイントーンで有効な超高域部をカットしてノイズ成分を抑えるDEFIZZノブを搭載しているようです。これは、AmptweakerのDeFizzratorとDepthFinderが最初から組み込まれているようです。さらに、バランスDIアウト、キャビネットシミュレーター、ヘッドフォンアウトを搭載し、単体でのラインアウトレコーディングも可能で、キャビネットシミュレータータイプはスイッチで412スラント、412ストレート、212キャビネットを切り替えることができるようです。そして、これだけの機能は全てアナログ回路で作られており、レイテンシがなく、高いダイナミクス、レスポンス、最高のトーンを備え、ハイゲインディストーションペダルとしてだけでなく、レコーディングツール、プリアンプとしても使用可能で、アンプのリターンや個別のパワーアンプに直接出力することもできるようです。
Amptweakerからジェームス・ブラウンが設計したロックなディストーションペダルが出ますね。ディストーションを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Big Rock Pro IIについてはこちらを参照してください。

