One ControlからペダルボードやギターシステムをコントロールするプログラマブルスイッチャーのCrocodile Tail Loop WING OC10W(以下OC10W)が発売されます。
OC10Wは、7つの直列ループと3つのセパレートループ、合わせて10のエフェクトループに加え、3つのフットスイッチと8PIN DIN端子を使用したアンプスイッチング端子を搭載しているようです。さらに、MIDI IN/OUTによるコントロールも加え、ペダルボードだけでなくアンプやMIDIによるペダルコントロールにも対応しているようです。また、10のエフェクトループを備えながら小型の筐体を実現し、スラントした筐体と十分な余裕を持ったフットスイッチ配置により、快適な操作性を実現しながら、同時にペダルボードのスペースも節約できるサイズを実現したようです。そして、ボタン操作で直感的にループやスイッチのプログラミングが行える操作性に加え、5桁のディスプレイによりMIDIやプリセットネームの表示も可能で、A1~F4の24バンクに各7プリセットを保存することにより、本体に168種類のプリセットを保存することができるようです。
多くのプログラムスイッチャーには、“アンプのチャンネル切り替えを行う”ためのフットスイッチ機能があり、OC10Wも3つのフットスイッチ端子を備え、それらの操作に対応したアンプのスイッチングやエフェクトのリモートコントロールに対応し、8PIN DIN端子を備え、DIN端子を使用してフットスイッチ操作を行うタイプのアンプへの接続も実現したようです。また、3つのフットスイッチ出力端子は、個別にスイッチング信号を送信できるようです。そして、FS3端子は古いアメリカンアンプなどで使用されるモノラルジャックで、3つのスイッチを電圧の違いで制御するMULTI JACKとして使用することもできるようです。さらに、16チャンネルのMIDI PC/CCをプリセット切り替えと同時に送信することができ、MIDIによる操作を行うアンプやエフェクターを操作しながらエフェクトループのON/OFFを切り替えることも可能のようです。
OC10Wは、One ControlならではのBJF Bufferインプットを搭載し、ナチュラルなトーンのまま音をアンプへと届けることができるようです。また、独立したミュートスイッチとチューナーアウトにより、即座にアウトプットをミュートしながらチューニングを行うことも可能のようです。さらに、一般的なエフェクターと同じ9-12Vセンターマイナスアダプターで駆動できるため、電源の管理も容易に行えるようです。
OC10Wは、Bluetoothでモバイルデバイスと接続し、専用のWINGLINKアプリによる操作も可能のようです。そして、WINGLINKアプリを使えば、プリセットのインポートやエクスポート機能により、本体への保存されたプリセット数を超えるプリセットを保存したり、簡単にプリセットプログラミングも可能で、MIDIシグナルの送信テストも行えるため、MIDI機器を接続した際のプログラミングが簡単に行えるようです。さらに、主要なアンプへのスイッチングを行う際の接続/設定例を確認することもできるようです。これまで、“舞台袖からのスイッチャー操作”には、もう1台のスイッチャーを使用してのリンクコントロールが必要でしたが、WINGLINKを使用すれば、ワイヤレスにスイッチャーをリモート操作することもできるようです。また、MIDI IN/OUTを使用した2台のスイッチャーのリンク操作も可能のようです。
One Controlからペダルボードやギターシステムをコントロールするプログラマブルスイッチャーが出ますね。プログラマブルスイッチャーを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
OC10Wについてはこちらを参照してください。