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BECOS CompIQ MINI Pro V2.0登場!CompIQ MINI Pro Compressorがバージョンアップ!

BECOSのミニサイズコンプレッサーCompIQ MINI Pro Compressorが「CompIQ MINI Pro V2.0(以下、V2.0)」にバージョンアップします。

V2.0の特徴
  • 大型のスタジオコンプレッサーに匹敵する品質とユニークな機能を備えたミニサイズペダル
  • サイドチェインフィルターを装備
  • フィードフォワードとフィードバックコンプレッサーを切り替え可能

概要

V2.0は、小さなサイズながら大型のスタジオコンプレッサーに匹敵する品質とユニークな機能を備えたコンプレッサーペダルで、アナログ回路ならではの音楽的なレスポンスとクリアな音質を維持し、プロフェッショナルオーディオのコンプレッションに必要なコントロールと汎用性を併せ持つようです。

そして、スタンダードなセンターマイナスDC9~12Vアダプターで駆動し、電池は使用できないようです。

また、主にギターでの使用を念頭に設計されていますが、適切なマイクプリアンプを通したヴォーカルなどにも使用することができ、エレキベース、アコースティックギター、エレクトリックストリングス、ハーモニカ、ブラス、シンセなどにも有効なようです。

さらに、5つのLEDでRMSレベルを表示するディスプレイを搭載しており、インプットレベルが高いとイエローやレッドLEDがピークを表示するようです。

サイドチェインフィルター

ベースなどの低音楽器で有効なサイドチェインフィルターを装備しているようです。

サイドチェインフィルターは、コンプレッサーを動作させるための原音のシグナルを調整するフィルターで、実際の原音やコンプレッサーのサウンドに影響することはなく、コンプレッサーを動作させるシグナルにのみフィルターをかけるようです。

そして、コンプレッサーは入力されたシグナルがThresholdを超えたレベルとなった際に動作しますが、特に低音は聴覚上の音量以上にレベルが高くなるため、必要以上に早くコンプレッサーがかかり始めてしまうことがあるようです。

逆に、シングルコイルギターなどでは高域が強く、コンプレッサーがうまく動作しないこともあるようです。

そういった、不要な動作を防ぎ、コンプレッサーを必要なときに必要なだけかけるため、サイドチェインフィルターによって必要以上にレベルが高い低域をカットしたシグナルや低域をブーストしたシグナルでコンプレッサーを動作させることができるようです。

さらに、V2.0では、このサイドチェインフィルターがノブとなり、ローパスとハイパスの両方に対応し詳細に設定できるようになったようです。

FEEDスイッチ

フィードフォワードコンプレッサーとフィードバックコンプレッサーを切り替えるFEEDスイッチが追加され、好みや必要なサウンドに合わせて切り替えることができるようになったようです。

ほとんどのコンプレッサーは、コンプレッサーがかかる前のシグナルをもとにコンプレッサーを動作させるフィードフォワードコンプレッサーで、扱いが簡単で操作が楽という利点があるようです。

一方で、フィードバックコンプレッサーは、コンプレッサーをかけた後の音をもとにコンプレッサーを動作させるようです。

そして、コンプレッサーがかかった後のシグナルバランスでコンプレッサーを動作させるため、コンプレッサーが過度に動作しすぎることを防ぐことができるようです。

一方で、フィードフォワード型のコンプレッサーの方が扱いが簡単で操作が楽という利点もあります。お好みや必要なサウンドに合わせて切り替えることができます。

コントロール

コントロールは、以下のようです。

RATIOThresholdを超えたシグナルにコンプレッションがかかったときにオーディオシグナルがどの程度圧縮されるかを調整。
1:1(コンプレッションをかけない)から無限大:1まで設定可能。
9時位置で2:1となり、マイルドで音楽的なコンプレッション、12時位置で4:1となり、一般的なハードコンプレッション、3時位置では10:1となり、さらに強力なコンプレッション、最大位置では無限大:1となり、リミッターとして動作。
THRESH(Threshold)コンプレッションがかかり始めるシグナルレベルを設定。
コンプレッションはここで設定したシグナルレベルを超えたときに初めて動く。
低く設定すると、小さな入力でもコンプレッションがかかる。
THRESHを低く、GAINを高く設定すると全体の音量が高くなる(音量はDry/Wet Mixとも相関)。
GAIN(Makeup Gain)コンプレッションは、Thresholdを超えたシグナルを圧縮するために音量が下がるので、下がった音量をリカバーするためにGainを上げる必要がある。
コンプレッションが高くなる(Ratioを上げる)とGAINをより高く上げないと音量が高くならない。
THRESHを下げてGAINを上げると全体の音量が高くなるが、やりすぎるとノイズまみれとなる。
DRY(Mix)オーディオミキサーのように動作。
コンプレッサーに入力されたシグナルとコンプレッサーを通したシグナルをミックスしてバランスを調整。
100%Wetから100%Dryまで設定でき、中央で1:1となる。
100%Dryに設定するとバッファとして動作。
KNEEスイッチコンプレッションのかかりの鋭さをHard/Softで切り替える。
Soft(ソフトニー)に設定すると、透明で軽めのコンプレッションとなる。
SoftでThreshold(THRESH)を高めに設定すると、最低限のコンプレッションだけをかけるマスタリングツールのように機能させることができる。
Hard(ハードニー)ではわかりやすくコンプレッサーがかかり、チキンピッキングやベーススラップなどの出力を安定させることがでる。
HardでRatio、Thresholdを高く設定するとリミッターやサスティナーペダルとして使用できる。
SCFサイドチェインフィルターの設定。
フィードフォワード、フィードバックのどちらのモードでも使用できる。
コンプレッサーの制御シグナルのローパス・ハイパスフィルター。
12時位置ではスタンダードなコンプレッサー同様、制御シグナルにフィルターを通さない。
反時計回り最小にするとサイドチェインの低域は音楽的な1次ローパスフィルター(+12dB@90Hz、12dB/oct)によって増幅され、低域に敏感なコンプレッサーとなる。
時計回り最大にするとサイドチェインの低域は1次ハイパスフィルター(-12dB@90Hz、12dB/oct)によってカットされる。
FEEDスイッチフィードフォワードとフィードバックコンプレッサーを切り替える。
TIMINGスイッチオートアジャストタイミング回路によって、オートアタック/リリースタイミングを切り替える。
F(Fast)モードとS(Slow)モードを切り替えることができ、それぞれアタックとリリースタイミングの両方に影響。
Sに設定すると、アタックタイムが10-15ms、リリースタイムが100-220ms程度となる。
Fに設定すると、アタックタイムが5-7ms、リリースタイムが70msに設定される。

まとめ

  • 大型のスタジオコンプレッサーに匹敵する品質とユニークな機能を備えたミニサイズペダル
  • サイドチェインフィルターを装備
  • フィードフォワードとフィードバックコンプレッサーを切り替え可能

BECOSのミニサイズコンプレッサーCompIQ MINI Pro Compressorがバージョンアップしますね。

ミニサイズのコンプレッサーを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。

V2.0についてはこちらを参照してください。