Catalinbread Belle Epoch Deluxe登場!EP-3の正確な回路を再現したディレイペダル!
Catalinbreadから、EP-3の正確な回路を再現したディレイペダルBelle Epoch Deluxeが発売されます。
概要
Belle Epoch Deluxeは、22ボルトパワーレール、JFETプリアンプ(後期型)、ミキサー段、ハイゲイントランジスタをベースとしたレコード/プレイバックアンプ、フィードバックループなど全ての回路がEP-3から再現され、オリジナルサウンドに合わせて微調整を施しているようです。そして、オリジナルEP-3との唯一の違いは、レコード、プレイバックヘッドで、テープではなく24ビットの高精度ディレイを使用していることのようです。
オリジナル回路の22V動作を安定させるため、9V電源を内部で27Vに昇圧しているようです。さらに、オレンジドロップ225Pキャパシタやカーボンコンポジション抵抗、ゲルマニウムダイオードなど全てスルーホールパーツを使用しているようです。
コントロール
コントロールは、ECHO PROGRAM、DEPTH、RECORDLEVEL、ECHO VOLUME、ECHO SUSTAIN、ECHO DELAY、EXP、BYPASS、ECHO OSCのようです。
ECHO PROGRAM
ECHO PROGRAMは、6タイプのディレイタイプを選択するようです。また、選択されたモードによって、DEPTHノブとエクスプレッションペダル(Vモード)のコントロールが変わるようです。
ECHO PROGRAM 1
ECHO PROGRAM 1は、クラシックEP-3テープサウンドで、ほんの少しだけブライトなリピート音がするBelle Epoch Deluxeのメインサウンドのようです。このときのDEPTHノブは、テープのワウ/フラッター効果をコントロールし、12時付近でクラシックEP-3のサウンドを再現するようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、ディレイエフェクトの音量を0から最大までコントロールするようです。
ECHO PROGRAM 2
ECHO PROGRAM 2は、クラシックBBDディレイライクなダークなアナログサウンドで、より暖かでダークなリピート音がするようです。このときのDEPTHノブは、ミディアムレベルのコーラスサウンドをコントロールし、最小ではコーラスはかからず、最大ではクラシックBBDディレイのコーラスサウンドを再現するようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、ディレイエフェクトの音量を0から最大までコントロールするようです。
ECHO PROGRAM 3
ECHO PROGRAM 3は、レスリーを通したようなロータリーライクなトーンのようです。このときのDEPTHノブは、ロータリーエフェクトの深さをコントロールするようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、ロータリーエフェクトのスピードをコントロールし、奥に踏み込めばファストローター、手前に戻せばスローローターとなるようです。
ECHO PROGRAM 4
ECHO PROGRAM 4は、マニュアルスウィープのレゾナントフィルターやワウペダルのような効果が得られるようです。このときのDEPTHノブは、テープのワウ/フラッター効果をコントロールし、12時付近でクラシックEP-3のサウンドを再現するようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、フィルタースウィープをコントロールし、ディレイの設定によりワウペダルからシンセフィルターのようなトーンになるようです。
ECHO PROGRAM 5
ECHO PROGRAM 5は、クラシック“DMM”ペダルのコーラスを再現しているようです。このときのDEPTHノブは、コーラスエフェクトの深さをコントロールするようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、ディレイエフェクトの音量を0から最大までコントロールするようです。
ECHO PROGRAM 6
ECHO PROGRAM 6は、クラシック“DMM”ペダルのヴィブラートを再現しているようです。このときのDEPTHノブは、ヴィブラートエフェクトの深さをコントロールするようです。また、エクスプレッションペダル(Vモード)は、ディレイエフェクトの音量を0から最大までコントロールするようです。
DEPTH
DEPTHは、モジュレーションの深さを設定するようです。そして、かかるモジュレーションのタイプは、ECHO PROGRAMにより変わるようです。
RECORDLEVEL
RECORDLEVELは、原音が録音される際のテープへのヒットの強さを調整できるようです。そして、エフェクト音のみに効き、ドライ音を変えることはないようです。
ECHO VOLUME
ECHO VOLUMEは、時計回り最大でエコーサウンドが最大となり、反時計回り最小でエコーサウンドを聞こえなくなるようです。
ECHO SUSTAIN
ECHO SUSTAINは、ディレイシグナルのフィードバックを調整するようです。そして、最小の設定から中央あたりまでは、リピートの回数を調整しながらコントロールでき、中央以降は無限大に続くリピートとなり、より高く設定すればさらに発振させることもできるようです。
ECHO DELAY
ECHO DELAYは、ディレイタイムをコントロールでき、80ms~800ms程度の範囲で設定可能のようです。そして、EP-3と同様のサウンドを作るため、音を出しながら操作することも前提に設計されているようです。また、このコントロールをほんの少し動かせば、まるでEP-3のスライダーを軽く動かした時のようにディレイタイムと共にサステインが長くなっているのが分かるようです。
EXP
EXPは、エクスプレッションペダルに割り当てるコントロールを切り替え、右ポジション(D)ではディレイタイム、左ポジション(V)ではディレイプレイバックボリューム、ロータリースピード、フィルタースウィープをコントロールするようです。そして、このとき何をコントロールするかはECHO PROGRAMにより異なるようです。
BYPASS
BYPASSは、エフェクトのバイパス/アクティブを切り替えるようです。そして、内部のスライダースイッチでバイパスモードをトゥルーバイパスと最後の残響を残すバッファードバイパス(Trails)から選択できるようです。
ECHO OSC
ECHO OSCをONにするとディレイのフィードバックが増加し、一時的に発振させることができるようです。そして、OFFにすると元に戻るようです。このときの動作は内部トリムポットで調整ができるようです。
入出力端子
Belle Epoch Deluxeの入出力端子は、楽器側のケーブルを接続し、ギターだけでなくアコーディオンやオルガンなども接続できるIN端子、アンプへのケーブルを接続するOUT端子、エクスプレッションペダルを接続するEXP端子、センターマイナス9VDCアダプターを接続する電源端子のようです。
エクスプレッションは、TRS(ステレオ)ケーブルを使用して接続し、Tipは3.3V、Ringはワイパー、Sleeveがグラウンドのようです。そして、快適に使うためにライナーテーパーポットの使用をが推奨されており、B10KまたはB25Kポット等が一般的のようです。
まとめ
- EP-3の正確な回路を再現したディレイペダル
- オリジナルとは異なりテープではなく24ビットの高精度ディレイを使用
- 9V電源を内部で27Vに昇圧
- スルーホールパーツを使用
Catalinbreadから、EP-3を再現したディレイペダルが出ますね。EP-3が好きな人やディレイを探している人は検討してみてはいかがでしょうか。
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