マルチエフェクターMooer Black Truck登場
Mooerから、6種類のエフェクトと高精度なチューナー、エフェクトループを組み合わせたマルチエフェクターのBlack Truckが発売されます。
概要
Black Truckは、様々な音楽ジャンルに使えるようですが、特にハードロック、ヘヴィメタルでの使用を念頭にMicro Seriesの人気アナログエフェクトからコンプレッサー、オーバードライブ、イコライザーを選別して作成されたモジュールを搭載しているようです。
全く新しいアンプライクなアナログハイゲインディストーションは、Black Truckのために開発され、圧倒的なゲインレンジで広く音色を作ることができるようです。そして、これらのアナログモジュールに加え、マルチモジュレーションとSPACEと名付けられたデジタルアンビエンスエンジンを搭載しており、SPACEはデジタルディレイとステレオリバーブで構成されているようです。
モジュレーションとSPACEは共にタップテンポで個別、または同時に制御することができ、これらのモジュールを自在に組み合わせてプリセットを作ることができるようです。また、独立したボリュームコントロールを備えたキャビネットシミュレートアウトを備え、メインアウトと同時に出力することができるようです。さらに、専用のキャリーケースも付属しており、コンパクトなケースは持ち運びも簡単で、いつでも好きな時に本格システムを足元に設置することができるようです。
エフェクトモジュール
内臓のエフェクトモジュールは、COMP、OD、HI-GAIN、EQ、MOD、SPACEの6つのようです。
COMPは、MooerのコンプレッサーペダルYellow Compをベースとしたモジュールのようです。そして、薄いコンプレッションからトランスペアレントなトーンからコンプレッションの強いトーンまで広く音を作ることのできるアナログコンプレッサーのようです。
ODは、MooerのオーバードライブGreen Mileの回路をモディファイした暖かでナチュラルなトーンを作るオーバードライブモジュールのようです。そして、ゲインを上げるとヴィンテージアンプのドライブトーンに近づき、低いゲインではHi-Gainモジュールやアンプのブーストに最適のようです。
HI-GAINは、Black Truckのために開発されたアナログハイゲインディストーション回路のようです。そして、ハイゲインアンプのサウンドを再現し、ハードロックからメタルまでをカバーするようです。
EQはMooer Graphic Gをベースとしたアナロググラフィックイコライザーのようです。そして、100Hz~4kHzの範囲を5つの帯域(100Hz、250Hz、630Hz、1.4kHz、4kHz)に分け、それぞれを±18dBの範囲で調整することができるようです。また、0に設定するとその帯域はブーストもカットもされないようです。さらに、PRE/POSTスイッチでHI-GAINモジュールとの接続順を切り替えることができるようです。
MODは、トレモロ、フェイザー、フランジャーを組み合わせたデジタルマルチモジュレーションユニットのようです。
SPACEは、ハイクオリティデジタルディレイとステレオリバーブのモジュールでのようです。そして、ディレイとリバーブを個別、または同時に使うことができるようです。
チューナー
Black Truckにはギターチューナーを内蔵しており、TAPフットスイッチをホールドすることでチューナーを起動させることができるようです。また、チューナー起動時のアウトプットはミュートされるようです。そして、チューナー起動中にTAPスイッチを押せばチューナーを終了し、ミュートを解除するようです。
タップテンポ
Black Truckのタップテンポは、ディレイタイムとモジュレーションレートを個別、または同時に設定することができるようです。そして、TAPフットスイッチのライトカラーによって、設定するテンポの内容を視覚的に表示するようです。また、設定するタップテンポの内容は、2つのフットスイッチを同時に押すことで切り替えることができるようです。
エフェクトループ
Black Truckにはトランスペアレントなバッファードエフェクトループが搭載されているようです。このループは内部シグナルチェインのEQ/H-GAINとMODの間に設置されており、簡単に好みのエフェクターやプリアンプをシグナルチェインに組み入れることができるようです。そして、ここにMicro Preampシリーズを接続するのも効果的のようです。
ギターアンプにエフェクトループが搭載されているならば、Black Truck1台で歪みモジュールはアンプの前に、空間系はアンプのエフェクトループに接続する“4ケーブルメソッド”システムを作ることができるようです。
ウェット/ドライシステム
ABYボックスを使うことで、2台のアンプを使ったウェット/ドライシステムも簡単に組むことができるようです。そして、1台のアンプにはEQまでのシグナルを、もう1台のアンプにはMODやSPACEを含む全てのシグナルを出力することができるようです。
これは、プロフェッショナルギタリストのライブステージでは一般的なギターサウンドをくっきりとさせながら深く空間系もかけることのできるシステムのようです。そして、このシステムを組むためには、パラレルアウトが可能なABYボックスを使用する必要があるようです。また、Mooer Micro ABY MkIIを使うことでも可能のようです。
まとめ
- Micro Seriesの人気アナログエフェクトから作成されたモジュールを搭載
- チューナーを内蔵
- トランスペアレントなバッファードエフェクトループを搭載
- ABYボックスを使って2台のアンプを使ったウェット/ドライシステム組むことができる
Mooerから新たなマルチエフェクターが出ますね。マルチエフェクターを探している人は検討してはいかがでしょうか。
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