兵左衛門×Caramel’s Guitar Kitchen 〜若狭漆塗 Limited edition〜 CGK_ST1_ JWU23登場!兵左衛門とCaramel’s Guitar Kitchenのコラボによる漆塗りのエレキ!
福井県にある漆箸/漆工芸品メーカーの兵左衛門と福岡県のエレキギターメーカーCaramel’s Guitar Kitchen(以下、CGK)によるコラボレーションによって制作された漆塗りのエレキギター「〜若狭漆塗 Limited edition〜 CGK_ST1_ JWU23(以下、CGK_ST1_ JWU23)」が、福井県のTabby’s Guitar&Musicにて1本限定で発売されます。
- マホガニーネック、ミディアムスケール、ローズ指板のセミアコ
- ピックアップはTV JONES T-Armondを2つ搭載
- 塗装は漆を摺りこんで塗装するすり漆という技法で仕上げられている
コラボのきっかけ
コラボのきっかけは、1膳の箸のようです。
CGKのクラフトマンである片田さんが、ギター製作のなかで出た端材を有効利用できないかと考え、元ラーメン屋だったことからラーメンをつかみやすい箸を作ろうと思いついたそうです。
そして、知り合いづてに福井県の漆箸および漆工芸品メーカー「兵左衛門」に問い合わせたところ、兵左衛門の浦谷さんは快く引き受け1膳の箸が完成したようです。
そのやり取りの中で、偶然にも浦谷さんがギター愛好家ということが分かり両者は意気投合し、今度は浦谷さんから「漆塗り」でのエレキギターを作れないかとオファーがあり、今回のコラボが実現したようです。
漆と兵左衛門について
漆は、約1万年前縄文時代からある日本特有の伝統工芸であり、日本をはじめアジアでしか栽培されていない落葉樹の幹を引っかくと出てくる樹液を加工し、塗料や接着剤としても使用されているようです。
そして、漆にしか出せない特有の光沢が美しいだけでなく、耐熱、耐湿、抗菌、防腐に優れ実用的であるから長く愛用されているようです。
その漆塗り技法で「箸」を作る「兵左衛門」は創業52年目で、合成化学塗料を一切使用しない100%天然素材を使用し、「お箸は食べ物です」をポリシーに素材と安全性に徹底的にこだわっている会社のようです。
CGK_ST1_ JWU23について
概要
CGK_ST1_ JWU23のデザインと木材加工やパーツ取り付けはCGKが行い、塗装全般は兵左衛門が行ったようです。
そして、マホガニーネック、ミディアムスケール、ローズ指板のセミアコースティックギターで、ボディは独自のセンターブロック構造になっており、マホガニー材とソリッドのメイプル材を組み合わせる事によって、適度な甘さとシャープさを兼ね揃えているようです。
さらに、木目を活かす方向でボディートップ、サイド、バック、ヘッドにカーリーメイプルを使用しているようです。
そして、ピックアップには、50~60年代を模倣して現代に甦らせたTV JONESのT-Armondを2つ搭載しているようです。
また、オリジナルハードケース、ギター製作時に出た端材を利用した同じカラーのお箸セットが付属するようです。
塗装
今回の漆塗りの特徴として、塗りの厚みを抑えるため漆を塗り込むのではなく、摺りこんで塗装するすり漆(拭き漆)という技法で仕上げられているようです。
そして、この技法で仕上げたものは、木目を生かした自然な仕上がりになり、時間がたつほどに漆が透け、その変化も楽しめるようです。
また、塗りと違い、仕上げ直しも塗りに比べ短期間で行うことが可能なようです。
さらに、伝統若狭塗りの技法を用いた塗りをヘッドの模様に取り入れ、美しい仕上がりとなっているようです。
まとめ
- マホガニーネック、ミディアムスケール、ローズ指板のセミアコ
- ピックアップはTV JONES T-Armondを2つ搭載
- 塗装は漆を摺りこんで塗装するすり漆という技法で仕上げられている
兵左衛門とCGKのコラボによる漆塗りのエレキが発売されますね。
漆箸や漆工芸品が好きな人、セミアコを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
また、1本限定なので、欲しい人は早めに購入することをおすすめします。