楽器屋でH.S.Anderson HS-1 Mad Cat(以下Mad Cat)を試奏しました。試奏に使用したアンプは、ローランドのブルースキューブ(ブルースキューブのどれなのかは忘れた)です。
Mad Catは、プリンスが使用していたギターとして有名なモデルで、今回試奏したのは2011年以降の再復刻もの(新品)です。
今回試奏したMad Catの重量は、テレキャスタイプとしては普通の重さだと感じました。レスポールのような重さではなかったので、重いギターが嫌な人でも問題ないと思います。ネックは、太くも細くもなく握りやすかったです。また、指板のRは、ヴィンテージタイプのテレキャスと比べて緩く感じました。そのためなのか、チョーキングがしやすかったです。
Mad CatのフロントピックアップにはBill Lawrence T-I、リアピックアップにはBill Lawrence T-IIが搭載されていました。フロントピックアップのT-Iは通常のテレキャスのピックアップとは違い、金属のカバーがついていません。そして、ボディに直付けでなくピックガードに付いていました。テレキャスのフロントピックアップは、リアピックアップよりもパワーが低くてリアピックアップとの音量バランスが悪いものが多いのですが、Mad Catは問題ありませんでした。フロントピックアップ単体では、クリーンでも歪ませても太い音がし、特にクリーンでの音が良かったです。
リアピックアップのT-IIは、通常のテレキャスと同じタイプのピックアップでした。リアピックアップ単体では、シングルコイルのリアピックアップらしいジャッキとした音がしました。クリーンであっても、歪ませてあってもカッティングがしたいと思いました。特に、歪ませたときの音が好みでした。また、フロントピックアップとリアピックアップのミックス時の音は、太さと歯切れのバランスが良かったです。
今回試奏したMad Catは良いギターでしたが、購入はしませんでした。なぜなら、税込み228,470円(試奏した楽器屋では)のMad Catを買うよりも自分好みに改造している僕のテレキャスをさらに手を加えたほうが安上がりだと思ったからです。しかし、Mad Catは良いギターだったので、Mad Catを見つけた人は試奏してみてください。
Mad Catについてはこちらを参照してください。

