ObsidianWireから、ブリッジピックアップがハムバッカーとなっているHSS配列のストラトキャスターの音を7通りにするキットのCustom HSS for Strat 7 Wayが発売されます。
Custom HSS for Strat 7 Wayの3つのノブは、マスターボリューム、シングルコイル(ネック、ミドル)のトーンコントロール、ハムバッカー(ブリッジ)のトーンコントロールという構成となるようです。そして、マスターボリュームには500kΩのポットを使用していますが、ブリッジピックアップを単体で出力する時にのみ500kΩとして動作し、その他のモードでは自動的にボリュームコントロールが250kΩとして動作するようです。また、5Wayスイッチの第2ポジションではブリッジのハムバッカーがスプリットコイル(コイルタップ)となり、ミドルとミックスされ、ストラトキャスターの伝統的な第2ポジション(ミドル+ブリッジ)のトーンを作ることができるようです。そして、この機能を使用するには、ブリッジピックアップが4コンダクターケーブルである必要があるようです。
5Wayスイッチポジションは下記の通りとなるようです。
- ブリッジピックアップフルモード(500kΩボリューム)
- ミドルとブリッジ(スプリットコイル)のミックス(250kΩボリューム)
- ミドルピックアップ(250kΩボリューム)
- ネックとミドルのミックス(250kΩボリューム)
- ネックピックアップ(250kΩボリューム)
また、第2トーンコントロールがPush/Pullスイッチとなり、引き上げることでブリッジポジションにネックピックアップをミックスすることができるようです。この時の5Wayスイッチポジションは下記の通りとなるようです。
- ブリッジ+ネックピックアップ(500kΩボリューム)
- ミドルとブリッジ+ネックピックアップ(スプリットコイル)のミックス(250kΩボリューム)
- ミドルピックアップ(250kΩボリューム)
- ネックとミドルのミックス(250kΩボリューム)
- ネックピックアップ(250kΩボリューム)
これにより、7タイプのサウンドを選択することが可能のようです。
ボリュームを下げたときにもクリアな音色を保つため、ObsidianWire Custom Spec Treble Bleed Modも施されているようです。これにより、ボリュームを下げてもポットを低域だけが通り、高域のシグナルラインが分かれることで音の濁りを軽減するようです。
Custom HSS for Strat 7 Wayは取り付けがとても簡単で、ハムバッカーのノースとサウスのスタート/フィニッシュ、シングルコイル、アウトプットそれぞれのホットとコールドをエンフォースコネクタに、ハムバッカーのベア、ブリッジ、ボディのグランド線をまとめてネジで固定して接続するだけで、はんだは不要のようです。また、アメリカとメキシコ製のFender HSSストラトキャスター(ハムバッカーは4芯ケーブルのタイプに適合)に直接フィットするよう設計されているようです。そして、インチサイズのポットを使用しているため、日本製モデルの場合は、ピックガードの穴を3/8インチ(10mm)に広げ、インチサイズ用のノブが必要となるようです。
ObsidianWireからHSS配列のストラトの音を7通りにするキットが出ますね。HSS配列のストラトを持っている人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Custom HSS for Strat 7 Wayについてはこちらを参照してください。

