Catalinbread Epoch Pre登場!EP-3のプリアンプ回路を正確に再現したバッファ/プリアンプペダル!
Catalinbreadから、EP-3のプリアンプ回路を正確に再現したバッファ/プリアンプペダルのEpoch Preが発売されます。
概要
Epoch Preは、22Vで駆動するオリジナル回路と同様に内部で22Vに昇圧しており、JFETプリアンプ回路や“本物”のエコー機能が動作したときの回路負荷まで再現しているようです。また、ブースト部はオリジナルモデルのマスターフェーダーと同様に機能し、全体の音量をブーストできるようです。そして、おかしなコンプレッションがかかったりすることもなく、周波数全体にわたってあのサウンドを再現するようです。
電源
Epoch Preは、スタンダードなセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動するよう設計されているようです。そして、消費電流は10mAのようです。ただし、電池は使用できないようです。
コントロール
コントロールは、BALANCE、BIAS、BOOST、EARLY/LATER、BUFFERのようです。
BALANCE
BALANCEは、ボリュームコントロールのようです。そして、一般的なボリュームコントロールよりもオリジナルモデルに近い動作をするようです。そして、これはテープエコーのウェット/ドライミックス回路を元に作られていますが、ここに“ウェットシグナル(ディレイ音)”はないようです。また、ミックス回路を使用したことによって、オリジナルモデル同様に音量だけでなく、微細な“トーンシェイピング”としての使い方も可能となったようです。
最小から12時付近の設定では一般的なボリュームコントロールに近い動作をし、12時を超えると音量はほとんど変わらずにほんの少しのトーンシフトを調整することができるようです。そして、1時~3時付近が最も太く、さらに最大にまで上げるとローエンドがタイトになるようです。また、ギターを直接インプットに挿したときには、この変化をほとんど感じないかも知れませんが、他のペダルと組み合わせることでこの変化が生きてくるようです。
BIAS
BIASは、ペダルのゲインコントロールのようです。そして、最小設定ではユニティゲイン付近でオリジナル“EP-3”と同等の動作をするようです。EP-3はブースターではなくエコーなので、できる限り入力信号そのままに出力できるよう設計されていましたが、それでもプリアンプを通すことで音が変わってしまったようです。しかし、その音がプレイヤーから愛されたことで、今の“EP-3”プリアンプの人気につながっているようです。
BIASノブを上げるとより高いゲインを作ることができるようです。また、Epoch Preは高いヘッドルームで音を強く歪ませることなく、ビッグなサウンドを作ることもできるようです。
BOOST
BOOSTフットスイッチでプリセットブーストも可能で、プリセットブーストレベルはBOOSTノブでコントロールするようです。そして、BOOST機能はプリアンプの一部で、ブースト部のみを個別に使うことはできないようです。また、BOOSTをONにするとサウンドをよりラウドかつワイドにすることができるようです。
EARLY/LATER
EARLY/LATERスイッチは、インプット、アウトプット、バイパスキャパシタを切り替えることでEP-3の初期型と後期型のサウンドを切り替えることができるようです。初期型のボイシングは、低域がタイトでアッパーミドルレンジが強調されたトーンで、強めに歪ませたブリティッシュアンプをエンハンスするのにも最適なトーンのようでした。また、後期型のボイシングは、よりビッグでルーズな低域とフラットな周波数レスポンスになり、暖かでクリーミーなトーンを作ったようです。
BUFFER
BUFFERは、バッファのON/OFFを切り替えるようです。そして、ON/OFFを切り替えて、音色を聞いて良いと思う方に設定できるようです。
接続場所
Epoch Preは様々な接続で使うことができますが、もともとはオリジナルモデル同様にシグナルチェーンの最後に設置することを念頭に設計されているようです。そして、ブースターとしてだけでなく、マスターフェーダーのように使うこともでき、ペダルボード全体のサウンドを広げてラウドにすることができるようです。
ミックスで埋もれないサウンドを作るためにも有効のようです。さらに、オリジナルEP-3はエコーとしてだけでなく、エンハンサーやライブパフォーマンスツールとして使われ、Epoch Preは特にそのエンハンサーの部分に特化しているようです。
バッファを搭載
Epoch Preのボリュームコントロールは、EP-3のミキサー回路であり、アウトプットインピーダンスは比較的高めで、オリジナルモデルの暖かなトーンの要因の1つのようです。しかし、ボードからアンプまでにケーブルを通すとプリアンプだけのシグナルでは十分な強さが得られないことがあります。そのため、バッファを搭載することでペダルボード全体のアウトプットインピーダンスを下げて、ケーブルに左右されることがなくなったようです。
音量を下げる
Epoch Preは、エンハンサーやブーストとしてだけでなく、ペダルボード全体の音量を下げることもできるようです。そして、音色を失うことなく音量を下げられるので、深夜の演奏やあまりにも歪みやすいアンプと組み合わせる際などに有効のようです。
まとめ
- 22Vで駆動するオリジナル回路と同様に内部で22Vに昇圧
- JFETプリアンプ回路や“本物”のエコー機能が動作したときの回路負荷まで再現
- ブースト部はオリジナルモデルのマスターフェーダーと同様に機能
- バッファを搭載することでアウトプットインピーダンスを下げている
Catalinbreadから、EP-3のプリアンプ回路を再現したバッファ/プリアンプが出ますね。EP-3系のバッファ/プリアンプが好きな人や探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
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Epoch Preについてはこちらを参照してください。