Diamond PedalsがSolidGoldFXによって復活
Diamond Pedalsが、SolidGoldFXによって復活します。
概要
Diamond Pedalsは、Polyblend Systems社の所有ブランドでした。
しかし、世界的パンデミック下の2021年にPolyblend Systems社は、Diamondブランドと共に閉業を余儀なくされました。
その後、偉大なDiamondブランドの歴史を継承し存続させるために、同じカナダ発のSolidGoldFXが、ブランド、商標、知的財産権を取得したようです。
そして、2年間にわたる研究、開発、製造の末、モントリオールに拠点を置く新チームは、オリジナルのデザインをベースに5つの新しいフラッグシップペダルを発表し、Diamond Pedalsを復活させたようです。
オリジナルの回路に変更はありませんが、パーツと製造工程を刷新した最新ヴァージョンとなるようです。
また、SolidGoldFXとDiamond Pedalsは、カナダのモントリオールにある同一工場で製造されますが、2つのブランドが統合されるということではないようです。
ラインナップ
復活したDiamond Pedalsのラインナップは、ベース用コンプレッサーの「BASS COMP/EQ」、ギター用コンプレッサーの「COMP/EQ」、オーバードライブの「DRIVE」、デジタルディレイの「MEMORY LANE」、トレモロの「TREMOLO」の5つのようです。
BASS COMP/EQについて
BASS COMP/EQは、ベース用コンプレッサーで、クラシックな回路構造をそのままにレンジと機能性を向上させており、オリジナルのイエローボックスデザインに新たなMids boost/cutコントロール、Attackスイッチ、カスタム仕様の米国製オプティカルアイソレーターを搭載しているようです。
そして、Diamondの特徴であるスナッピーなコンプスタイルから、よりソフトで透明感のあるコンプレッションまで、あらゆるスタイルに対応するようです。
また、現代のペダルユーザーのニーズに合わせてクオリティを損なわず、省スペース設計を実現しており、オールアナログ、バーブラウンオーディオパス、トップマウントジャック、9-18VDCオペレーション、リレーベースのトゥルーバイパススイッチングを採用しているようです。
COMP/EQについて
COMP/EQは、シルキーさを感じるスムーズでナチュラルなコンプレッションのギター用オプティカルコンプレッサーのようです。
そして、他にはない特徴的なTILT-EQとミッドブースト/カットコントロールの組み合わせで、様々なシーンに合わせて行く事が可能なようです。
また、パワーハンドリングはDC9-18Vになっており、よりクリーンによりナチュラルにしたい場合は、DC15-18Vを入力すると良いようです。
DRIVEについて
DRIVEは、Burr-Brownオペアンプ搭載の少しザラついた芯のあるオーバードライブペダルで、パワーハンドリングはDC9-18Vになっており、よりパワフルに、よりワイドレンジにしたい場合はDC15-18Vを入力すると良いようです。
そして、TREBLEとBASSのアクティヴEQによるイコライジングの幅は大きく、ゲインと共にフルアップすればチューブアンプの様なゲインの高いドライブトーンが得られるようです。
また、WARMスイッチを入れる事によって、アクティヴEQの持つメリハリ感が抑えられ、甘くウォームなアプローチも可能なようです。
さらに、ゲインとEQを抑えめにし、WARMをオンにセットすれば、ブースターとしても使用可能で、非常に広い用途にマッチするようです。
MEMORY LANEについて
MEMORY LANEは、デジタルディレイで、再構築フィルターとバケツリレースタイルのディレイラインをブレンドすることで、Diamondの革新的なデジタルバケツリレーディレイテクノロジー(dBBD)を使用してオリジナルのビッグサイズのMemory Laneの優美なエッセンスを完璧にキャプチャしたようです。
そして、Memory Laneのこの革新的な進化は、3つの異なるディレイラインによって定義され、モダンまたはビンテージサウンドを提供するようです。
また、オリジナルのコンパンダーを備えたdBBDディレイラインは、最大1200msの豊かな変調されたリピートを実現するようです。
さらに、品質を損なうことなく省スペース設計で、トップマウントジャック、オプションのトレイルを備えたバーブラウン装備のバッファーバイパス、サブディビジョン付きのタップテンポ、AutoDiv、Doubler、モメンタリまたはラッチモジュレーションなどの機能が含まれるようです。
TREMOLOについて
TREMOLOは、3つの異なるトレモロフレーバーを1つのペダルに組み合わせたトレモロペダルのようです。
そして、中核となるダイヤモンドトレモロは、クラシックなアンプスタイル、サイン波形、シャークフィン波形、方形波形による光振幅変調を提供するようです。
また、ペダルをさらに強化し、最新のFETチョッパーがシャープなエッジ、完全にキルされたトレモロエフェクトを提供し、新しいDicerモードによりペダルをアーム状態にし、瞬間的なキルスイッチとして使用することができるようです。
さらに、さまざまな深さ、モード、テンポのアクセントを提供する11のリズムコントロールポジションが含まれており、最新のダイヤモンドトレモロは頼りになるトーンワーピングマシンになるようです。
まとめ
- Diamondブランドを存続のためにSolidGoldFXがブランド、商標、知的財産権を取得
- オリジナルのデザインをベースに5つの新しいフラッグシップペダルを発表してDiamond Pedalsを復活
- オリジナルの回路に変更はないが、パーツと製造工程を刷新した最新ヴァージョンとなる
- ラインナップは、ベース用コンプ、ギター用コンプ、オーバードライブ、デジタルディレイ、トレモロ
Diamond Pedalsが、SolidGoldFXによって復活しますね。
Diamond Pedalsのエフェクターを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
種類 | 機種名 |
---|---|
ベース用コンプレッサー | BASS COMP/EQ |
ギター用コンプレッサー | COMP/EQ |
オーバードライブ | DRIVE |
デジタルディレイ | MEMORY LANE |
トレモロ | TREMOLO |