IK Multimediaから、ギターアンプ本来のサウンドと演奏フィールを提供するFRFRパワードキャビネットの「TONEX Cab」が発売されます。
発売予定日は、2025年4月のようです。
- デジタルならではの精度を備えながら、豊かな響きと生き生きとしたレスポンスを実現
- 高能率なClass-Dアンプによって、真の350 W RMS/700 W Peak再生を実現
- プリセットやIRの管理を行うための専用ソフトウェアが付属
概要
TONEX Cabは、IK Multimedia独自のDSPアルゴリズムによるAMP TONEコントロールが搭載されているようです。
これは、リアルなアンプの感触とレスポンスを自在に調整するもので、PAスピーカーのようなサウンドになりがちなFRFRスピーカーとは一線を画す機能のようです。
また、AMP TONEコントロールによって、カスタム設計のCelestion製12インチスピーカーと1インチ高性能コンプレッションドライバーを同時に制御し、リアルなキャビネットに求められる共鳴と音の広がりを提供するようです。
そして、リアルウッドのキャビネット構造とAMP TONEコントロールの組み合わせで、デジタルならではの精度を備えながら、伝統的なアンプの豊かな響きと生き生きとしたレスポンスを実現するようです。
さらに、3バンドのEQも実装されており、ライブ会場など演奏場所の特性にあわせてすばやくトーンを調整可能なようです。
サイズと音量
サイズは546 mm x 432 mm x 230 mm、重量は12.7 kgで、このクラスでは最もコンパクトな12インチパワードキャブになっているようです。
そして、最小サイズにもかかわらず、高能率なClass-Dアンプによって、真の350 W RMS/700 W Peak再生を実現しているようです。
また、独自のDSPコントロールによって、どのような音量でも真のアンプサウンドを提供し、最大SPLは驚異の132dBに達し、どのような音量でもローエンドのパンチと明瞭さが得られるようです。
さらに、大きな会場では、XLR出力で複数のキャビネットをリンクし、大きな音量とサウンドの分散を得ることもできるようです。
IRローダーや高精度のドライバー
現在市場で最高レベルのキャプチャーモデルとして評価されているTONEX Tone Modelの豊かなトーン、ダイナミクス、フィールを最大限に引き出すために設計されていますが、他のアンプシミュレーターとの相性も良く、サウンドに力強さや明瞭さ、豊かな立体感を加えるようです。
そして、IRローダーが内蔵されており、アナログプリアンプを直接接続したり、アンプシミュレーター側のIRを使用せず、TONEX CabにIR のプロセッシングを任せることも可能で、付属のTONEX Cab Controlソフトウェアを使えば、IRをロードすることもできるようです。
さらに、高精度のドライバーは、アコースティックギターやその他の音源にも適しており、タイムベースエフェクトをスタジオ品質のクリアなサウンドで響かせることも可能なようです。
プリセット
3バンドEQ、AMP TONE、IR を組み合わせたプリセットは、8種まで本体のメモリーに記録可能なようです。
そして、プリセットは本体のPRESETノブの他、MIDI端子から入力されたプログラムチェンジで切り替え可能なようです。
バランスオーディオ出力やAUX IN端子
FOH(front-of-house)へ信号を送るためのバランスオーディオ出力が備えられており、PRE/POST(EQやIR処理前と処理後)の切り替えも可能なようです。
また、AUX IN端子を使用すれば、TONEX Cabでバンドミックスのモニターやバックトラックを再生しながらのジャムセッションも可能なようです。
そして、柔軟なルーティングオプションによって、大規模なギグから小規模なイベントまで、あらゆる演奏シーンに合わせた設定が行えるようです。
2台以上のTONEX Cabを使用
2台以上のTONEX Cabを使用すれば、セットアップの幅はさらに広がるようです。
例えば、TONEX Pedalのステレオ出力にTONEX Cabを2台使用すれば、タイムベースエフェクトを生かした没入感と広がりのある豊かなステレオ音場を作り出すことができるようです。
また、コアトーンを保ちながらウェットエフェクトが奥行きを加えるウェット/ドライやウェット/ドライ/ウェットのリグを構築してもいいようです。
もちろん、複数のキャビネットを積み重ねて圧倒的な音圧の「音の壁」を作る十分なパワーも備えているようです。
デザイン
イタリアンデザインと洗練された仕上げによって、どんなスポットライトの下でも、時代を超越しながらもモダンな印象を与えるようです。
そして、内蔵のチルトバックレッグでキャビネットの角度を調整すれば、音が密集する小規模なステージでも、プレイヤーは常に自分の音をベストな環境でモニターできるようです。
また、交換可能なグリル(別売り)によって、外観をカスタマイズできるようです。
専用ソフトウェア
プリセットやIRの管理を行うための専用ソフトウェアTONEX Cab Controlが付属するようです。
そして、TONEX SEのライセンスも付属しており、高品位なプレミアムTone Model(200種)、ToneNETからダウンロードできるユーザーTone Model(無制限)がすぐに利用できるようです。
さらに、AmpliTube 5 SEも付属しているので、Mac/PCにて幅広い音作りが楽しめるようです。
まとめ
- デジタルならではの精度を備えながら、豊かな響きと生き生きとしたレスポンスを実現
- 高能率なClass-Dアンプによって、真の350 W RMS/700 W Peak再生を実現
- プリセットやIRの管理を行うための専用ソフトウェアが付属
IK Multimediaから、ギターアンプ本来のサウンドと演奏フィールを提供するFRFRパワードキャビネットが出ますね。
FRFRパワードキャビネットを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
TONEX Cabについてはこちらとこちらを参照してください。
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