One Control Minimal Series Pedal Board Junction Box 4M登場！モノラル・ステレオ・MIDIの接続に対応したコンパクトなジャンクションボックス！

2018年5月18日2021年7月20日

One Controlから、2系統のモノラルインプット/アウトプットとステレオインプット/アウトプット、MIDIインプット/アウトプットを備えたジャンクションボックスのMinimal Series Pedal Board Junction Box 4M(以下4M)が発売されます。

1. 概要
2. 端子の位置
3. インプット/アウトプット
4. ライブでのトラブル防止
5. まとめ

概要

4Mは、LEDが光ったり音を変えたりするような派手なペダルではありませんが、一切の電源が不要でいつでもボードの端に佇み入出力をまとめて担うことのできる頼れるツールのようです。

4Mの各端子は、全て直接接続されているため、ここにペダルボード内の機材の入口と出口をまとめておくことができるようです。そして、アンプ等の機器からのケーブルをここに接続するだけでペダルボードのセッティングが完了するようです。

端子の位置

一部の高価なモデルを除き多くのペダルボードはボードの縁に高さがあるため、ボードの端にエフェクターを設置するとケーブルのプラグが縁にひっかかってしまってペダルが浮いてしまうことがあります。そんな状態でフットスイッチを踏めば、ケーブルやペダルの故障にもつながりかねません。そのため、多くのペダルボードは本来のサイズよりも狭い範囲しか使うことができません。

4Mは、端子を側面と上面に配置しているので、ペダルボードの角にぴったり合わせて置いてもケーブルを傷めたりすることなくケーブルを接続することができ、ペダルボードのスペースを無駄にせずに使うことができるようです。また、コンパクトペダルと同等のサイズで、小さなボードほどボードのスペース活用は大きな効果を生むようです。

インプット/アウトプット

モノラルインプット/アウトプット

1と2の端子は、モノラルインプット/アウトプットで、楽器からのケーブルとアンプへのケーブルを接続するなどの基本となるケーブルを接続するようです。

ステレオインプット/アウトプット

3と4の端子はステレオ端子を採用しているようです。この端子は様々な使い方ができ、アンプのエフェクトループ(SEND/RETURN)への入出力として使ったり、2台目のアンプへの出力端子にしたり、アンプの2ボタンフットスイッチやエクスプレッションペダルなどのステレオケーブルを使用する機器への接続にも有効のようです。

モノラル端子として使うことができるので、Y字ケーブルを使用すれば1つの端子を2系統のモノラル端子として使うことも可能のようです。さらに、アンプのエフェクトループや2台目のアンプ、アンプのフットスイッチ等に使用することを想定し、3と4のステレオ端子はグラウンドをリフトしているようです。

MIDIインプット/アウトプット

MIDIインプット/アウトプットが付いており、あらかじめMIDIケーブルを接続しておけば、上からMIDIケーブルを挿すだけでセッティングが完了するようです。スイッチャーなどからのMIDIシグナルをアンプに接続する際やペダルボードをまたいでMIDIでの制御をする際などに、MIDIケーブルをいちいち接続するのは意外と大変で、MIDI端子は大きくエフェクターの側面にある端子にケーブルを挿そうとすると、隣のエフェクターと干渉したりすることもあります。そして、4Mを使えばこれらのトラブルを回避できるようです。

ライブでのトラブル防止

4Mは、ライブでのトラブル防止にも一役買っているようです。ライブの現場は非常に慌ただしいもので、いつもなら当たり前のようにできることが慌てたり焦ってしまうとできなくなってしまうこともあります。4Mを使うことで、ペダルボード内の配置をなにも変えること無く、ステージの構成に合わせてインプット/アウトプットの場所を移動できるので、余計なトラブルを防止することができるようです。

また、ライブではステージ上に所狭しと機材が置かれており、アンプのインプットがギタリストやベーシストの右後ろにあることは何も珍しいことではありません。そして、通常のペダルボードは右にインプット、左にアウトプットがあるため、ライブ中に動いているうちにケーブルが絡まってしまうこともよくあります。4Mは、ペダルボードのインプットとアウトプットを同じ位置にできるため、這わせるケーブルの配置を容易に決められ、ステージ上でケーブルの絡まりを予防することにもつながるようです。