Roland MOBILE ACを試奏しました
23日に楽器屋に行って、Rolandのエレアコ用アンプ「MOBILE AC」を試奏しました。
試奏までの経緯
2年前のゴールデンウィークに税込1,000円で買った中古のエレアコ用アンプIbanez Troubadour T10が、数日前に壊れてしまいました。
税込1,000円で買ったものを修理しても、修理費のほうが遥かに高くなるため、新しいアンプを探すことにしました。
家でアコギのピックアップの音を確認できるだけで良く、高いものは必要ないため、比較的安いものを探しました。
また、故障のリスクを少なくしたかったので、今回は中古ではなく、新品を探しました。
これらの条件に当てはまったのが、今回試奏したMOBILE ACでした。
MOBILE ACについて
MOBILE ACは、どこにでも手軽に持ち運びができるバッテリー駆動が可能なエレアコ用アンプです。
そして、大きさは、コンパクトで家で使うには丁度良いサイズです。
また、手で持つとしかりした重さを感じました。
Rolandのサイトによると重量は2.5 kgのようです。
さらに、10cm(4インチ)のスピーカーを2つ搭載したステレオアンプでもあります。
試奏
試奏条件
試奏に使用したギターはYAMAHA FSX825Cで、FSX825CとMOBILE ACとの間には何も挟まずに、直接つなげました。
そして、FSX825Cのプリアンプのイコライザーは、すべて12時の状態で使用しました。
また、MOBILE ACは、ギター入力だけでなく、マイク入力とオーディオ入力にも対応した3チャンネル仕様ですが、今回の試奏ではギター入力しか使いませんでした。
ギターに関するコントロールは、VOLUME、TONE、REVERBの3つのツマミとCHORUS、WIDEの2つのボタンのみです。
試奏のときにシンプルなコントロールが気に入りました。
VOLUMEツマミとTONEツマミ
VOLUMEツマミを上げると家で弾く分には充分な大きさの音量が出ました。
また、TONEツマミの効きが思ったよりも良く、上げるとジャキジャキしました。
FSX825Cとの組合わせでは、TONEツマミを最小にしたときの音が太くて好みでした。
WIDEボタン
WIDEボタンをオンにすると音のレンジが広がりました。
オフの状態では中域に寄った太い音でしたが、オンにするとアコギらしい音になりました。
FSX825Cとの組合わせでは、TONEツマミを最小にして、WIDEボタンをオンにしたときの音が最もアコギらしくてとても良かったです。
しかし、WIDEボタンをオンにすると音量が下がったため、VOLUMEツマミの調整が必要でした。
REVERBツマミ
REVERBツマミを上げると癖のない使いやすいリバーブがかかりました。
そして、REVERBツマミを9時から10ぐらいにして、軽くリバーブをかけるのが好みでした。
Troubadour T10には、コーラスがあるのにリバーブがないのが不満だったので、MOBILE ACがアンプだけでリバーブをかけられて良かったです。
CHORUSボタン
CHORUSボタンをオンにすると音にコーラスがかかります。
癖のない使いやすいコーラスで、アルペジオを弾いたときの音が好みでした。
そして、オン・オフしかできず、コーラスそのものに関する調整はできませんが、音が良かったので不満はありませんでし。
Troubadour T10のコーラスは使いにくかったので、MOBILE ACのコーラスが良い音で良かったです。
やはり、Rolandのコーラスは良いですね。
まとめ
- コンパクトで家で使うには丁度良いサイズ
- 家で弾く分には充分な大きさの音量で、TONEツマミの効きが良い
- WIDEボタンをオンにすると音のレンジが広がるが、音量が下がる
- リバーブとコーラスは癖がなくて使いやすい
コンパクトなサイズで、家で弾く分には充分な大きさの音量と音質で良いアンプだと思いました。
そして、アンプとしては値段も安いので、コストパフォーマンスにも優れていると感じました。
音も良く、アンプを購入する条件を満たしていたため、MOBILE ACを買いました。
ただし、店には試奏用のものを除いて在庫がなかったので、実際に手元に来るのは、9月頃になります。
それまでは、エレキ用のアンプで我慢します。
家で使うエレアコ用アンプを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
MOBILE ACについてはこちらを参照してください。
ECサイトで探す
MOBILE ACは、以下のECサイトで探せます。