スプリングリバーブ音を再現したVahlbruch Pipeline V2登場
Vahlbruchから、往年のチューブアンプに搭載され、長年多くのギタリストから愛される伝説のスプリングリバーブサウンドを再現したハンドメイドリバーブペダルのPipeline V2が発売されます。
概要
Pipeline V2は、独自の回路によって、アナログドライシグナルとデジタルシグナルプロセッシングをブレンドしているようです。そして、暖かでリッチなリバーブサウンドを簡単に作ることができるようです。
アナログドライスルー構造のため、Pipeline V2に入力される信号は一切デジタルに変換されることはないようです。そして、AD/DAコンバータによるデジタルレイテンシやデジタル化による解像度の劣化などは起こらず、ギターサウンドのキャラクターやダイナミクスはそのまま出力されるようです。また、リバーブエフェクトの計算はデジタル回路で行い、デジタルシグナルによるリバーブエフェクトとアナログドライシグナルがミックスされるようです。
コントロール
コントロールは、Reverb、Volume、Tone、Spring、Decayのようです。
Reverbは、リバーブエフェクトのかかりの深さを調整するようです。そして、2時あたりの位置から調整を始めることを推奨しているようです。
Volumeは、全体の音量を調整するようです。そして、+7dBのブーストが可能で、中央付近でユニティゲインとなるようです。
Toneは、リバーブシグナルの高域の出方を切替えるトグルスイッチのようです。そして、Nはニュートラル、Bはブライト、Dはダークを意味するようです。また、暖かなアナログサウンドのリバーブからトレブリーでクリアなリバーブまでを選択可能のようです。このスイッチは、リバーブシグナルにのみ影響し、ドライシグナルには影響しないようです。
Springは、スプリングリバーブに使用されるスプリングの数と長さをシミュレートした3モードのトグルスイッチのようです。そして、SはShort、MはMiddle、LはLongを意味し、それぞれリバーブのディケイタイムを切り替えることができるようです。また、実際のスプリングを取り替えるような効果のようです。
Decayは、SpringがLポジションのときにリバーブの長さを調整するようです。
MagTraBスイッチ
フットスイッチには、MagTraBスイッチを採用しているようです。スイッチ部にマグネットを組み込み、スイッチを踏み込むとマグネットが基板側のセンサーに近づきます。そして、その磁力の変化を感知し、内部のリレースイッチを切り替えるようです。
機械式スイッチのように物理的に回路が切り替わったり、多くのクリックレススイッチのようにボタンが押されたりといった接触が一切ないため、いつまでも故障せず、スムースでクリックレスなスイッチングが行えるようです。
まとめ
- スプリングリバーブサウンドを再現したハンドメイドリバーブペダル
- アナログドライシグナルとデジタルシグナルプロセッシングをブレンド
- 入力される信号は一切デジタルに変換されることはない
- フットスイッチにMagTraBスイッチを採用
Vahlbruchから、スプリングリバーブサウンドを再現したリバーブペダルが出ますね。リバーブペダルを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
Pipeline V2についてはこちらを参照してください。