
VOXから、EL84出力管プッシュプルによる10W出力のハンドワイヤードアンプ「AC10HWR1」が発売されます。

\\主な特徴//
- 新設計の電源回路を搭載
- ヴィンテージのサウンドになるように調整をしたカスタムトランスを採用
- スプリングリバーブとFXループを搭載
電源回路の見直し
基本仕様上は同じであっても、現在のものとヴィンテージアンプの電源の動的特性は大きく異なっており、現在の電源回路は安定して動作するために電圧変動の少ないように設計され、それが電源としては良いものとなっているようです。
一方で、ヴィンテージアンプの電源は、大きなスピーカの動作に対して呼応するように変動する特徴があるようです。
これによって、ヴィンテージアンプ特有の「コンプ感」、「サグ感」が生まれていたようです。
そして、この特性に迫った電源を新たに設計し、AC10HWR1に搭載したようです。
これによって、ギタリストにとって気持ちのいい、浸ることのできる弾き心地を生み出したようです。
しかし、ただ単にヴィンテージの特性を真似ると、特に大音量時に「ゴーストノート」という弾いた実音とは無関係な音程感のある異音が出力されることがあるようです。
そこで、AC10HWR1に搭載した新設計の電源回路は、サウンドとレスポンスを犠牲にすることなくゴーストノートの対策を施したようです。
出力トランス
出力トランスもヴィンテージサウンドを構成する大きな要素で、仕様上同じであっても出てくる音は異なり、ヴィンテージアンプの心地よい倍音成分の要因の一つのようです。
そして、これは、トランス部分での飽和歪みによるものですが、トランス=変圧器のスペックでは測れないところがあるため、試作を何度も繰り返し、ヴィンテージのサウンドになるように調整をしたカスタムトランスを採用することになったようです。
キャビネット
キャビネットに使用する板材の厚さも見直したようです。
ヴィンテージACシリーズのキャビネットは少し薄い板材を使っており、それによってミッドレンジがふくよかかつ広がりのあるものとなっていたようです。
しかし、AC10HWR1のキャビネットは、ヴィンテージアンプと同じ板の厚さにし、より迫ったサウンドを実現させたようです。
スプリングリバーブ
ヴィンテージアンプのサウンドはやはり「浸れるサウンド」で、これに加えてギターアンプで何があれば「浸れるサウンド」となるかというところで考えたのが、スプリングリバーブのようです。
そして、ギターサウンドの多くにリバーブが使われているようです。
そこで、全真空管アンプとの相性に優れたデバイスとしてスプリングリバーブユニットを採用したようです。
FXループ

現代は、自分のサウンドを作るにあたって多くのエフェクトを組み合わせていることが60年代に比べてかなりポピュラーになっているようです。
ここで問題になるのが、歪んだアンプと空間系、モジュレーション系、ピッチシフト系のエフェクトとの組み合わせのようです。
そして、これらの効果を歪ませてしまうと、どうしても澱んだサウンドになってしまいます。
そこで、これを解決すべくFXループを搭載し、エフェクトの効果を綺麗に出力できるようにしたようです。
AC10HWR1を探す
AC10HWR1は、以下のECサイトで探せます。
\\AC10HWR1を探す//

まとめ
- 新設計の電源回路を搭載
- ヴィンテージのサウンドになるように調整をしたカスタムトランスを採用
- スプリングリバーブとFXループを搭載
VOXから、ハンドワイヤードのAC10が出ますね。
小型のVOXアンプを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
AC10HWR1についてはこちらとこちらを参照してください。
\\AC10HWR1を探す//

コメント