ESP SNAPPER-AS Limited Edition登場!Experimental Series第1弾のぺルナンブコを指板に使用した限定モデル!
ESPから、Experimental(エクスペリメンタル) Seriesの第1弾として、バイオリンの弓に使用されているぺルナンブコ(Pernambuco)を指板に使用した「SNAPPER-AS Limited Edition(以下、Limited Edition)」が、10本の限定生産で発売されます。
Experimental Seriesについて
ESPファクトリーでは、日々様々な実験的作業が行われているようです。
そして、そこで生まれた技術・技法を活かし、高品質な木材を保管する木材ルームの中から選んだ希少材を使用し、製作されるもがExperimental Seriesのようです。
ローステッド処理
Limited Editionのボディは、ローステッド処理されたスワンプアッシュで、ドリフト加工した後にブラックフィーラー処理を行い、木目を強調しているようです。
また、ネックは、ローステッド処理されたハードメイプルのようです。
ローステッド処理とは、特殊な無酸素加熱処理の事で、木材の含水率を更に下げ、なおかつセルロース等の結晶化の影響で重量の軽く狂いが少ない木材へと変化させるようです。
そして、音質にも影響があり、ややトレブリーな方向にシフトするようです。
ぺルナンブコについて
指板に使われているぺルナンブコは、硬質で剛性が高く強度がある材質で、タイトなレスポンス、サステインを得ることができるようです。
ペルナンブコは弦楽器業界での通称名であり、正式にはブラジルウッドと言い、赤い染料(ブラジリン)を抽出するために16世紀中頃ヨーロッパに持ち込まれたようです。
そして、ブラジルの国名はこの木が由来のようです。
また、材自体が持つ弦振動が減衰しにくい性質が注目され、18世紀にはバイオリン属の弓に最良な材料として採用されたようです。
しかし、ギター業界で言うところのブラジリアンローズウッド(ハカランダ)同様に希少材で、あまり使用されることはなく、ワシントン条約付属書IIに記載(輸出入に政府が発行する許可書が必要)されているようです。
電装系
Limited Editionは、ミックスバリエーションスイッチを装備しているようです。
このスイッチを使用すると、ミックスポジション時で選択されるピックアップが「ネック+センター」から「ネック+センター+ブリッジ」、「センター+ブリッジ」から「ネック+ブリッジ」に変更されるようです。
また、マスタートーンにはスイッチ付ポットを採用し、0.047μFと0.01μFの異なる値のキャパシターが実装されているようです。
そして、ノブをプッシュすることでワンタッチで切り替えることが可能で、プッシュアップ時には、0.01μFが選択されマイルドトーンとして機能するようです。
その他
ハードパーツなどはレギュラーモデルのSNAPPER-ASに準じているようです。
そして、ヘッド裏には、Experimental Seriesの証であるロゴマークがレーザー刻印で入っているようです。
まとめ
- バイオリンの弓に使用されているぺルナンブコを指板に使用
- スワンプアッシュボディとハードメイプルネックはローステッド処理されている
- ボディはドリフト加工した後にブラックフィーラー処理を行い木目を強調
- ミックスバリエーションスイッチを装備
ESPから、Experimental Seriesの第1弾として、バイオリンの弓に使用されているぺルナンブコを指板に使用したギターが出ますね。
ストラトタイプのギターを探している人は、検討してみてはいかがでしょうか。
また、10本の限定生産なので、欲しい人は早めに購入することをオススメします。
Limited Editionについてはこちらとこちらを参照してください。
ECサイトで探す
通常モデルならば、以下のECサイトで探せます。