Blue Guitarsのプライベートブランドstilblu登場
富山県富山市に所在するギターショップBlue Guitarsから、自社工房にて製作・監修されるプライベートブランド「stilblu(スティルブルー)」が登場します。
概要
stilbluは、トラッド(伝統)とモダン(革新)を独自のバランスで内包するというコンセプトのもとギターを生産しているようです。そして、ラインナップは、テレキャスタイプのエレキギターのModel-T、ストラトタイプのエレキギターのModel-S、アコースティックギターのOM、00-12Fret、DR(ドレッドノート)、AD(ラウンドショルダー)のようです。
エレキギターについて
銅と真鍮製のオリジナルピックガード
Model-TとModel-Sのピックガードには、「銅と真鍮製のオリジナルピックガード」が採用されているようです。これは、富山県高岡市に400年以上伝わる高岡銅器の発色技法を現代に伝えている「Momentum Factory Orii」との共同開発によるもので、金属の表面が酸化することで生まれる緑青(ろくしょう)を独自の技術でコントロールし、現代的で革新的な色合いに仕上げているようです。
本来であれば金属の経年変化によって起こる現象を促進させる技法で、レリック(エイジド加工)のようなもののようです。そして、stilbluがレリックの基本としているのは自然の流れで、経年変化を起こした金属と木部は儚くも美しくお互いの存在を引きたて合うようです。
オールラッカー
ポリウレタンといった対候性が高く経年変化に強い塗料がある中、ヴィンテージギターに使用されるニトロセルロースラッカーという柔らかくも経年変化で変質しやすい塗料をサウンドの重要なファクターととらえ、Model-TとModel-Sにはアンダーコートから採用するオールラッカーがデフォルトのようです。
木材など
ボディ材には継ぎ目のないアルダーもしくはアッシュの1ピース材を採用し、デタッチャブルの構造ながら豊かな低音とサステインも獲得しているようです。そして、指板はメイプル1ピースとローズウッドから選択可能で、ローズウッド指板には板目のマダガスカルローズウッドを積極的に採用しているようです。
前述の銅・真鍮製のオリジナルピックガードも音響的に大きなファクターとなっており、マテリアルのみならずセットアップの妙も生きており、クセの強い材料を独自バランスでまとめ上げているようです。
セレクトオーダー
stilbluはオリジナルシェイプを作るなど完全なオーダーメイドではありませんが、基本的なスペックからフレットやブリッジやペグなどのハードウェアパーツを変更する、塗装をアンダーコートをウレタンにしてトップラッカーで仕上げることに変更する、ピックアップレイアウトの選択(インストールするパーツも自身で選択)、指板のラジアスを184R、210R、310Rから選択、エイジド加工の具合をある程度指定するなどセレクトオーダーのできる範囲で要望に応えてもらうことができるようです。
Model-Tについて
Model-Tは、伝統的な2ピックアップのテレキャスタイプのエレキギターで、1ピースボディにアンダーコートからオールラッカーのライトエイジドがデフォルトのようです。そして、ピックアップのレイアウトは、2シングル、ミニハム-シングル、ハム-シングルの3タイプで、インストールするブランドやモデルにデフォルトは特にないので、要望に応じてセレクトすることもできるようです。
銅や真鍮製のオリジナルピックガードがサウンドにスパイスを加味し、カラーリングにもオンリーワンの個性を与えており、自社工房で製作のためフィニッシュカラーについても柔軟に対応し、前述のピックガードと相まってワンオフを提案することも可能のようです。
Model-Sについて
Model-Sは、伝統的な3ピックアップのストラトタイプのエレキギターで、1ピースボディにアンダーコートからオールラッカーのライトエイジドがデフォルトのようです。そして、ピックアップのレイアウトは、3S、SSH、HSH、2Hの4タイプで、インストールするブランドやモデルにデフォルトは特にないので、要望に応じてセレクトすることもできるようです。
銅や真鍮製のオリジナルピックガードがサウンドにスパイスを加味し、カラーリングにもオンリーワンの個性を与えており、自社工房で製作のためフィニッシュカラーについても柔軟に対応し、前述のピックガードと相まってワンオフを提案することも可能のようです。
アコースティックギターについて
概要
stilbluのアコースティックギターは、Blue Guitarsが監修し国内の大手ファクトリーにて製作されており、ルシアーメイドのハイエンドギターユーザーのセカンドとして、はじめての1本でしっかり長く使えるものとして、2本目で良い楽器が欲しいなど気負いせずしっかり使えて飽きのこないアコースティックギターを目指しているようです。そして、ヘッドの形状は先細りのスマートなデザインを採用し、ヘッドプレートにはハカランダの突板、糸巻きにはマットなゴールドカラーの伝統的なディテールをセレクトしたようです。
4シェイプにそれぞれインディアンローズウッドとアフリカンマホガニーのサイド&バックのモデルをラインナップし、バインディングやヒールプレート、ブリッジピンなど樹脂を多用する箇所にもウッドを採用してシンプルでシャープなデザインにあたたかみを付与しているようです。そして、サウンドホールの淵もスマートなローズウッドのリングであしらい、ブリッジもサイドを少し長めにとったディテールとなっているようです。
ネック
ネックは非対称のネックを採用し、各モデルごとに独自のネックシェイプをプリセットしており、各シェイプの個性と演奏性をより明確にした構成となっているようです。そして、Model-00はスリムなネックをあえて選択、Model-DRやADはネックの体積をできるだけ残し、Model-OMは標準的な取り回しの良さを採用しているようです。また、全てのモデルが握りの頂点を低音弦側にわずかにずらしてあり、ネックのフィット感や握りやすさを考慮したようです。
まとめ
- トラッドとモダンを独自のバランスで内包するというコンセプトのもとギターを生産
- Model-TとModel-Sのピックガードは「銅と真鍮製のオリジナルピックガード」を採用
- アコギはBlue Guitarsが監修し国内の大手ファクトリーにて製作
- アコギはインディアンローズウッドとアフリカンマホガニーのサイド&バックのモデルをラインナップ
Blue Guitarsのプライベートブランドからエレキとアコギが出ますね。セレクトオーダーで自分だけのギターができるのが嬉しいですね。自分だけのギターやトラディショナルながらも個性的なギターが欲しい人は検討してみてはいかがでしょうか。
Model-Tについてはこちらを参照してください。
Model-Sについてはこちらを参照してください。
アコースティックギターについてはこちらを参照してください。