Jim Dunlop FFM1 Silicon Fuzz Face Miniを試奏しました
スタジオに行った帰りに楽器屋でJim Dunlop FFM1 Silicon Fuzz Face Mini(以下FFM1)を試奏しました。試奏に使用したギターはマイギターのFender Japan TL-52、使用したアンプはRoland JC-40です。
概要
FFM1は、Fuzz Faceをミニサイズにしたモデルで、シリコントランジスタが使用されています。サイズが小さくなっただけでなく、トゥルーバイパススイッチ、ON/OFFが確認できるLED、電池交換が容易なバッテリーボックス、ACアダプター対応、入出力端子の配置の変更などが行われており、従来のFuzz Faceよりも使いやすくなっています。コントロールは、従来のモデルと同様に音量を調整するVOLUMEと歪み量を調整するFAZZの2つです。
音の太さ
まず、アンプがクリーンの状態で試しました。FFM1をONにすると音がかなり太くなりました。その太さは、フロント単体やフロントとリアのミックスでは音がこもってしまうほどで、ほとんどリア単体で弾いていました。これは、ジャズコーラス単体では決して出る太さじゃないです。また、FFM1の音量は小さいため、VOLUMEツマミをガッツリ上げる必要があります。試奏したときは3時前後で調整しました。
追従性
ギターのボリュームに対する追従性が良く、FAZZツマミを全開近くまで上げなければ、ギターのボリュームを絞ってクリーントーンにすることができます。しかし、FAZZツマミを全開にして、ギターのボリュームを3ぐらいまで絞ったときの歪みが好みでした。なぜなら、ストロークプレイがメインの僕には歪み量と太さが調度良ったからです。
ブースターとして使ってみた
アンプを歪ませてブースターとして使ってみました。このときのFFM1のVOLUMEツマミは全開、FAZZツマミは最小です。JC-40単体の歪みはジャキジャキした歪みでしたが、FFM1でブーストすると太い歪みになりました。
JC-40でしか試してないので、確証はないのですが、FFM1で歪みをブーストするとジャキジャキした歪みを太い歪みに変える効果があるようです。そして、単体で使用するよりもブースターとして使ったときの音の方が好きでした。ただし、アンプがクリーンの状態のときはブーストしてもイマイチでした。
まとめ
- ONにすると音が太くなり、フロント単体やフロントとリアのミックスでは音がこもってしまうほど
- FAZZツマミを全開近くまで上げなければ、ギターのボリュームを絞ってクリーントーンにすることが可能
- アンプの歪みをブーストすると太い歪みに
- アンプがクリーンのときはブーストしてもイマイチ
FFM1をONにしたときに想像よりも音が太くなって驚きました。FZ-5やMS-50Gのモデリングとは段違いです。そして、Marshallのような高音が強いアンプと組み合わせると相性が良いだろうと思いました。お金に余裕があったならば、購入していたと思います。太い音を求めている人は、検討してみてはいかがでしょうか。
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FFM1についてはこちらを参照してください。